...もう一つの端を壁際にもって行ってその上に細(こまか)く刻んだ馬糧の藁をふりかけた...
有島武郎 「カインの末裔」
...昨年は麥を取つた結果で幾分か御用が參りまして戰爭の馬糧麥を二百石程獻じました...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...縣廳の力で陸軍の馬糧麥に應ずることが出來ぬのを人民は二千九百圓で戰爭の御用を足した...
田中正造 「土地兼併の罪惡」
...どこからか切取らねばこのお城の馬糧(かいば)に足らぬ...
夢野久作 「名君忠之」
...居あわせた馬糧刈りの人々に担(にな)われて...
吉川英治 「上杉謙信」
...馬糧小屋(まぐさごや)をはじめ諸所へ火をつけて廻るから...
吉川英治 「三国志」
...馬糧(まぐさ)のなかにゴロリと身をよこたえたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...馬糧小屋(まぐさごや)の奇遇(きぐう)一「――おまえは蛾次郎...
吉川英治 「神州天馬侠」
...蛾次郎よ、永遠(えいえん)に寝(ね)ていろ、馬糧のなかで...
吉川英治 「神州天馬侠」
...馬糧小屋にだって屋根(やね)はある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...両童子(りょうどうじ)同体(どうたい)にゴロゴロゴロと馬糧(まぐさ)のワラ山からワラをくずして九尺(しゃく)ほど下へころがる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ワラが赤くなった! ワラが赤くなった!積(つ)みあげてある馬糧(まぐさ)のいちめんから...
吉川英治 「神州天馬侠」
...馬糧小屋(まぐさごや)にふしぎな煙(けむり)がもれていたため...
吉川英治 「神州天馬侠」
...馬糧(まぐさ)なども供(そな)えおけと布令(ふれ)いたせ...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬糧廠(ばりょうしょう)の火の手も...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼女との馬糧倉が...
吉川英治 「平の将門」
...もうすぐここを立つんだろ」「まだいるらしいよ」「一年も二年も泊っているとうれしいんだけど……」馬糧小屋(まぐさごや)の馬糧の中へ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...酔っている自分を馬糧(まぐさ)小屋へ引きずりこんだ牢人者も憎い...
吉川英治 「宮本武蔵」
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