...香具師(やし)の手から買取ったのです...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...一四 香具山の繁つた木を根と共に掘つて...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...四 香具山の附近...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それで香具師(やし)の群に投じ花又組に入った...
高村光太郎 「回想録」
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峠三吉 「原爆詩集」
...気高い長老で曲馬師で新古典派で香具師(やし)...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...香具師(やし)らがパリーからやってきて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...両側の茶屋香具店(こうぐてん)の前には男女の往来せるさまを描きしものを見たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「友さん、そうしてお前、いったい、その荷物は、名古屋のどこのなんといううちまで引いて行くのだエ」「あ、どこだか知らねえが……」「行く先がわからないのかエ」「所番地はちゃんと聞いておかなかったんだが、その一軒のところはヤシの家だ」「ヤシ?」「うむ」「ヤシって何だろう」「生き物に芸を仕込んで、見世物にしようというところなんだ」「ははあ、香具師(やし)かエ……」「うむ」「そうして、そのめざす相手の香具師というのは、名古屋の何というところの、何という人?」「それはわからねえ、ただ、香具師のところへ……香具師に少し、こっちも頼みてえことがあるのでね」「名古屋も広いね、香具師だって、一人や二人じゃあるまい」「うむ」「まあ、いいさ、そのうちには何とか手蔓(てづる)があってわかるだろう、都合によっては、わたしの方で当りがつくかも知れない」とお角が言いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もぐりの香具師の好みにしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
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林芙美子 「新版 放浪記」
...香具(かく)と名を変えて伊豆の近くに住んでいたとも聞いている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...香具山(かぐやま)や耳成山(みみなしやま)をたえず目にしながら歩いているうちに...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...とりよろふ天の香具山...
正岡子規 「萬葉集を讀む」
...滋賀県伊香(いか)郡伊香具村大音)安芸(あき)の福成寺(ふくしょうじ)の虚空蔵(こくうぞう)の御像には...
柳田國男 「日本の伝説」
...よく香具師(やし)と間違えられなかったね...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...膏薬売(こうやくう)りをやっていたあの香具師(やし)の痩(や)せ浪人の崩れなのである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...香具師(やし)や...
吉川英治 「野槌の百」
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