...)二葉亭は運悪く最初の首途(かどで)に失敗(やりそこ)なってしまったが...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...人生の首途(かどで)...
太宰治 「正義と微笑」
...初めての世間への首途(かどで)...
田山花袋 「田舎教師」
...芳一には出世の首途(かどで)の際...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...旧生活からの逃亡と新生活への首途とが綯い合されている...
豊島与志雄 「風景」
...人生の首途に(彼女は確にさういふ言葉をつかつた)きつと癒してみせるわよ」病気の発見によつて新しく結ばれた若い女二人は...
中村地平 「悪夢」
...孝道第一の首途(かどで)に...
野村胡堂 「江戸の火術」
...戦の首途(かどで)を前にして...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...恰も出陣の首途についた荒武者との別れを惜しんでゐるかの模様であつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...武者修業の首途(かどで)にのぼつたジーグフリードが...
牧野信一 「南風譜」
...想ひを寄せる勇士の頭上にふりかけながら彼等の勲(いさほし)を乞ひ希ふ「首途(かどで)の泉」として...
牧野信一 「山彦の街」
...哲学の首途は懐疑であると...
三木清 「語られざる哲学」
...「首途の祝いとな」――口上にそう申しております...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...首途の祝宴を張り...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今宵(こよひ)に迫る仇打(かたきうち)の首途(かどで)に随分思ひ切つて非武人的に未練な所を見せる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...――晴れの首途(かどで)に...
吉川英治 「三国志」
...「この首途(かどで)に」と...
吉川英治 「私本太平記」
...朝敵追討大将軍の首途(かどで)それには当然...
吉川英治 「私本太平記」
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