...竹久夢二などいふ名物がみな平民社から首途したのであります...
石川三四郎 「浪」
...二 『我楽多文庫』思案外史の巻頭の辞を首途(かどで)の祝言として鹿島立(かしまだち)した『我楽多文庫』は四六倍判十六頁の表紙なしの畳放(たたみぱな)しで...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...舞踊界へ入る私の首途を祝福して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...いつ成るとも判らぬこのやくざな仕事の首途(かどで)を祝い...
太宰治 「玩具」
...人生の首途(かどで)...
太宰治 「正義と微笑」
......
内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...彼女も「人生の首途」にしては荷が勝ち過ぎることを悟つたのであらう...
中村地平 「悪夢」
...カンタータを合唱して遙(はる)かなる旅への首途を祝し...
野村胡堂 「楽聖物語」
...首途(かどで)に鏡を抜く四斗樽まで買いこんだ...
火野葦平 「花と龍」
...恰も出陣の首途についた荒武者との別れを惜しんでゐるかの模様であつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...出陣の首途にあたつて恋人との別離を惜む勇士の姿であつたが...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...こゝに贐(はなむけ)の文を奉りて御首途を送りまゐらす...
正岡子規 「かけはしの記」
...首途(かどで)に蛇を見れば不吉として引き還すと...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「南窗集」
...その在所において首途(かどで)の祝宴を催しました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...安芸さまは在所で首途(かどで)の酒宴を催し...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...首途(かどで)いらい...
吉川英治 「私本太平記」
...応援に行く首途(かどで)だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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