...饑饉が続いて、人々は飢えに苦しんだ...
...過去の饑饉の経験から、十分な食糧備蓄が必要だ...
...今年の旱魃が続くと、饑饉が起こる可能性がある...
...饑饉救済のために、支援物資が送られた...
...饑饉に対する備えが不十分だったため、多くの人が亡くなった...
...地震(ぢしん)とか辻風とか火事とか饑饉とか云ふ災(わざはひ)がつゞいて起つた...
芥川龍之介 「羅生門」
...饑饉年(どし)の記念だから...
泉鏡花 「怨霊借用」
...天保の饑饉年(ききんどし)にも...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...事実は天明の大饑饉の際だったので...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...骨董物は饑饉年に買ひとり...
薄田泣菫 「茶話」
...しかるに野蛮人は饑饉という弾力のない板の上に立っている...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...これに聯関して饑饉(ききん)と噴火の関係を考えた学者さえある...
寺田寅彦 「塵埃と光」
...天保八年の饑饉に乗じ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...若し之に反して劇場を以て絵画展覧会の如き高尚なる娯楽場となさば彼のデパートメントストワの如き運動場と饑饉の時の焚出し場の如き食堂とは速に之を閉止せしむべきなり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...「そうだ、奥州は饑饉(ききん)の名所だってえ話を聞いている、こりゃ、饑饉時の食物だ、餓鬼のつもりで有難く御馳走になっちまえ」東北大いに餓えたり!そりゃ、饑饉ということは、関東にも、上方にもある! あるにはあるけれども、東北の饑饉に比べると、こっちの饑饉はお大名だと、子供の時に聞いたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...饑饉というものは怖ろしいものですよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...饑饉の年でも決して...
中里介山 「大菩薩峠」
...天保の饑饉の時、わしは江戸で見たがな、なにしろ作の本場の百姓でさえ、食う物がなくて餓え死ぬ世の中だから、町家ときては目も当てられなかったよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...天明の饑饉時代を知る者は少なかろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...たとえば饑饉には救恤(きゅうじゅつ)の備えをなし...
福沢諭吉 「学問の独立」
...とうとうほんとうの饑饉(ききん)になってしまいました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...さきの饑饉の驚きを保ったまま...
柳田国男 「故郷七十年」
...及び野蛮のために彼らが欠乏及び饑饉のあらゆる害悪に曝されており...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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