...饑饉が続いて、人々は飢えに苦しんだ...
...過去の饑饉の経験から、十分な食糧備蓄が必要だ...
...今年の旱魃が続くと、饑饉が起こる可能性がある...
...饑饉救済のために、支援物資が送られた...
...饑饉に対する備えが不十分だったため、多くの人が亡くなった...
...むかし大饑饉(おおききん)の年...
泉鏡花 「怨霊借用」
...故に懲治を受けたる者は饑饉(ききん)においても救われ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...五十余年前の饑饉(ききん)の時...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...骨董物は饑饉年に買ひとり...
薄田泣菫 「茶話」
...饑饉疫癘の凶相かと...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...水涸れて水饑饉のいたましさ...
種田山頭火 「其中日記」
...インドでは饑饉の時灰や土を木の皮に交ぜて間に合わせる事がある...
寺田寅彦 「話の種」
...田舎では大饑饉の折にしか見られないことです...
豊島与志雄 「香奠」
...「そうだ、奥州は饑饉(ききん)の名所だってえ話を聞いている、こりゃ、饑饉時の食物だ、餓鬼のつもりで有難く御馳走になっちまえ」東北大いに餓えたり!そりゃ、饑饉ということは、関東にも、上方にもある! あるにはあるけれども、東北の饑饉に比べると、こっちの饑饉はお大名だと、子供の時に聞いたことがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...わしらはいくら饑饉でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...饑饉年が来るから用心しなさいと言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...〈饑饉ノ烈シキ熱気ニヨリテワレラノ皮膚ハ炉ノゴトク熱シ〉といふ言葉を思ひ泛べてゐた...
原民喜 「氷花」
...饑饉年であれば米が高くなる...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...とうとうほんとうの饑饉(ききん)になってしまいました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...それがおそらく日本における饑饉の最後のものだったろう...
柳田国男 「故郷七十年」
...及び野蛮のために彼らが欠乏及び饑饉のあらゆる害悪に曝されており...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...ドンナイ河に翩々(へんぺん)と帆かけた米穀輸出船は彼の指揮によって饑饉(ききん)と...
吉行エイスケ 「新種族ノラ」
...天平中期(『続紀』神護元年六月)の饑饉年のごとき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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