...嬢には紫のお被布を拵(こしら)えてあげようと思ってさ」「母様はチクチクが好きなの?」「そうとも思わないけれどね」「だって……母様は飽きないの?」「ああ...
竹久夢二 「少年・春」
...そのときどきの添景人物とともに見飽きない効果と触(タッチ)を出していた...
谷譲次 「踊る地平線」
...幾度見ても飽きないけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そりゃ『飽きない』って云ってしまえばいいんだけれど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...彼はその笑いをいつ迄眺めても飽きない気がしたのみならず...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...アルカージナ よく飽きないものねえ! (つづけて読もうとする)ニーナ それ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...いくら見ても見飽きない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「追放されて」
...望んだり生きたりするのに飽きないことだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この種の変人を目近に観察したがっていたし――(彼は人間をいくら観察しても飽きない好奇心をもっていた)――パリーに関する彼の印象を知りたがっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なお飽きないほどの熱心なる観察者である...
永井荷風 「妾宅」
...私に飽きちやつてると思つてさ……」「君が飽きたンだらう?」「馬鹿云つてるわ……」私は飽きないと云ふ処を見せる為に...
林芙美子 「浮雲」
...「冗談が飽きないですね」クラレットが笑って言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...女王はこんなくだらない贅沢に飽きないのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「道化玉座」
...かえって飽きない簡素な味があろう...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...清七自身にはどれほど繰返しても飽きないし...
山本周五郎 「さぶ」
...よく飽きないものさ」「だって本当なんですもの...
山本周五郎 「寒橋」
...語り来って語り飽きない道三であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...郭公のたぐひには私は終日耳を傾けてなほ飽きない...
若山牧水 「樹木とその葉」
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