...饂飩屋に飲む博多節の兄哥(あにい)は...
泉鏡花 「歌行燈」
...粟が……稗(ひえ)が……黍(きび)が……挽いた蕎麦粉(そばこ)が……饂飩粉(うどんこ)が……まだ大分あるが...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...(明治四十四年 十一月三十日)*辰爺さんが酔うて昨日の礼に饂飩を持て来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...鍋焼饂飩(なべやきうどん)に空腹をいやし...
永井荷風 「雪の日」
...鍋焼饂飩に空腹をいやし...
永井荷風 「雪の日」
...井戸端で少し暇どると饂飩を裁つて居る男があとが出來たと怒鳴る...
長塚節 「芋掘り」
...一(ひと)つには膳部(ぜんぶ)の簡單(かんたん)なのとで饂飩(うどん)を饗(もてな)すのである...
長塚節 「土」
...饂飩(うどん)が竭(つ)きて茶碗(ちやわん)が亂雜(らんざつ)に投(な)げ出(だ)された時(とき)夜(よる)の遲(おそ)いことに無頓着(むとんぢやく)な彼等(かれら)はそれから暫(しばら)く止(と)めどもなく雜談(ざつだん)に耽(ふけ)つた...
長塚節 「土」
...やっぱり饂飩(うどん)にして置くか」と圭さんが...
夏目漱石 「二百十日」
...剛健はいいが饂飩は平(ひら)に不賛成だ...
夏目漱石 「二百十日」
...饂飩(うどん)を煮る湯気が障子の破れから...
夏目漱石 「二百十日」
...素饂飩(すうどん)といふやつをな...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...あの橋のねきの饂飩屋の路地をはいつたところに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...饂飩(うどん)や素麺(そうめん)の湯煮たのを二...
村井弦斎 「食道楽」
...ちょうど我邦(わがくに)の人が饂飩(うどん)を食べるようです...
村井弦斎 「食道楽」
...○マカロニとは西洋の干饂飩ともいうべきものにて中に孔あり...
村井弦斎 「食道楽」
...その頃から時々饂飩を喰いに来るだけで...
夢野久作 「斜坑」
...饂飩にしただろう...
横光利一 「旅愁」
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