...飢渇感がある: to feel thirsty and hungry ...
...飢渇状態になる: to become dehydrated ...
...飢渇のままで眠る: to go to sleep thirsty and hungry ...
...水がなくて飢渇している: to be thirsty due to lack of water ...
...飢渇に耐える: to endure thirst and hunger ...
...世の風潮の変り来(きたり)て「我らの時代」とならん時は我の飢渇より脱する時なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...飢渇(きかつ)と疲労とに弱っているところを叩かれる身はつらいことであった...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...飢渇のほか何物もわれわれに対して真実なものはなく...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...日日の飢渇から救ってあげているのに...
太宰治 「駈込み訴え」
...あたかも飢渇(きかつ)の狼(おおかみ)の如く...
太宰治 「男女同権」
...飢渇の患なからしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...タンタルス(訳者注 永久の飢渇に処せられし神話中の人物)のように彼らが望んでいた二つのことがある...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...つまりは飢渇を感じ出したからです...
中里介山 「大菩薩峠」
...飢渇は飢渇である...
西田幾多郎 「我が子の死」
...気が狂いそうな激しい飢渇(きかつ)...
久生十蘭 「地底獣国」
...まづ今やつてるやうに――私の苦惱の生活を明らさまに打明け――より高尚な價値ある生活に對する私の飢渇(きかつ)を説明し――私の決心(いや...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...隣国舅氏国飢渇してほとんど餓死に及べり...
南方熊楠 「十二支考」
...永く永く何といろいろのことを話したいでしょう! 何とあなたの笑顔を見たいでしょう! 何と「ユリばかばか」と云われたいでしょう! これは私の飢渇です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...飢渇的な面に止っていることに満足されなくて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...唯其久しく之れ飢渇せしが為めに善き物と悪(あ)しき物とを撰ばずして之を呑噬(どんぜい)し終(つひ)に不消化不健康なる思想を蔓延せしめんことを憂ふ...
山路愛山 「凡神的唯心的傾向に就て」
...何しろ暫く飢渇(かわ)いておったところですから...
夢野久作 「近世快人伝」
...賊は飢渇に瀕してきた...
吉川英治 「三国志」
...家にいた頃はべつに身に沁みて考えられもしなかった学問への意欲が急に飢渇を知った胃のごとく疼(うず)いて来...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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