...食膳を用意する: To prepare the dining table...
...食膳を下げる: To clear the dining table...
...食膳を整える: To set the dining table...
...食膳のマナーを守る: To observe table manners...
...食膳を心がける: To be mindful of one's dining etiquette...
...僕が食膳に向うと...
岩野泡鳴 「耽溺」
...彼はしばらく食膳のものをつつきながら考えていた...
梅崎春生 「幻化」
...三度の食膳には、老夫婦が心尽しの、新鮮な山の珍味が列べられ、退屈すれば、うらうらと日ざしの暖かい庭の散歩、夜ともなれば、老夫婦の語る山里の物珍らしい物語、忘れようとて忘れられぬ悲しみを持つ川手氏も、環境の激変に心もなごみ、時には、何か保養の旅にでも出ているような気分になることもあった...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...次の年にはわたしは時々食膳にのぼせるためにひと掬(すく)いの魚を取った...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...食膳が出ると其の皿の上のものを紙でつくらないうちは箸をとらず...
高村光太郎 「智恵子の紙絵」
...女房の不平を犯してまでも食膳に上せる程のものを...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...幾と軍治の食膳がいつになくきちんと並べてあり...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...或るいは柿沼の食膳にも出すだろうかと...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...夕方良人が家に帰ると、一日見なかった妻の笑顔と子供の声と、晩酌の食膳とが、綺麗に整って待ち受けている...
豊島与志雄 「理想の女」
...余は寝ながら美くしい食膳(しょくぜん)を何通(なんとお)りとなく想像で拵(こし)らえて...
夏目漱石 「思い出す事など」
...食膳(しょくぜん)に向って皿の数を味い尽すどころか元来どんな御馳走(ごちそう)が出たかハッキリと眼に映じない前にもう膳を引いて新らしいのを並べられたと同じ事であります...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...私の食膳をさげると...
南部修太郎 「病院の窓」
...自分の食膳を賑はす魚菜をみたてたり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...ほろ酔で阿父さんが木やりくずしか何か歌いだす我家の食膳が...
正岡容 「小説 圓朝」
...私たちの食膳へ配給されるようになった食糧の人民管理の方法は...
宮本百合子 「幸福のために」
......
山之口貘 「詩とはなにか」
...十匹ぐらいずつ食膳に供する...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...粗服を着たり朝夕の食膳の菜を減らしたりして範を示してみせる事も...
吉川英治 「鬼」
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