...パン屋さんで食パンを十斤(きん)買って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...分けても十箇の罐詰と十斤の食パンの謎は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...それは先の中村萬一さんが陸軍に食パンを納めていたからで...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...ミルク・ホールというのは現在の喫茶店をもっと簡単に原始的にしたもので、ミルクと食パン、それに低級な洋菓子風のものをおいて牛乳を提供し、おもに学生の便利を計ったものです...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...かくの如くにして、一時的な大売出しの計画に成功せんとするよりも、むしろ一日一日の確実な売上げ増進に努力し来り、それがためには、味付パンに加うるに餅菓子兼営をもって、商売の繁閑盛衰を平均し常に製造販売の全能力を発揮するように考慮をめぐらして来た私は、その後新しく西洋菓子に手を染めたのに対し、またまた食パンの大量製産を始めてこれが調和を図り、今日では味付パン、餅菓子、食パン、西洋菓子の四工場を各々交互に伸縮自在ならしめ、一ヶ年間を通じて少なくも繁閑の変動なしにその全能力を挙げ得らるる仕組みにしている...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...――純麦飯よりも食パンの方がおいしいことは現前の事実である...
種田山頭火 「一草庵日記」
...米は買へないから(一升三十二銭)食パンを買ふ(一斤十四銭)...
種田山頭火 「其中日記」
...食パンが近来飲みすぎ食べすぎの胃腸をとゝのへてくれるとは...
種田山頭火 「其中日記」
...併しパシエンカは引き留めて、食パンや、菓子パンや、バタをセルギウスに遣つた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...自分の運命を切りひらけと云われたところで運命は食パンではないのです...
林芙美子 「新版 放浪記」
...夜食パン...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...帰宅、夜食パン...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...朝食パン少々、早速絵描きにかゝる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...昼食パンその他...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そして食パンと一緒に...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この頃東京パンの食パンもとかく品切れです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...昼飯の食パンに蜂蜜を塗りながら...
吉川英治 「美しい日本の歴史」
...わが家の香屋子まで雀に食パンの粉をやり出したり...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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