...僕はたびたび七十銭か八十銭の本を持ってきたのち...
芥川龍之介 「追憶」
...たびたびハンカチーフを口へやった...
海野十三 「地獄の使者」
...たびたびそのうわさを聞きました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...照葉(てりは)狂言にも度々(たびたび)おともしましたが...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...彼は晩餐の前に医師とリューシーと一緒に散歩に出かけることがたびたびあったからだし...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...客間の演奏をたびたび頼まれた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...数年来わたくしは宿痾(しゅくあ)に苦しめられて筆硯(ひっけん)を廃することもたびたびである...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...それをその年と次ぎの年とにわたってたびたび苅って...
中谷宇吉郎 「捨てる文化」
...編集会議にも研究会にもたびたび欠席仕り...
野呂栄太郎 「平野義太郎宛書簡」
...度々(たびたび)飲み過ぎます...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...私は藤次郎の言うままに乳母には隠れてたびたび連れて行ってもらったものだった...
水上滝太郎 「山の手の子」
...たびたびはようしません...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分もまた声をあげて泣くことがたびたびであった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...後にはたびたび私の官舎に来るようになって...
柳田国男 「故郷七十年」
...たびたび半三郎のそれと比べてみた...
山本周五郎 「菊千代抄」
...たびたび会ったことがあると思うが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一日に百草(そう)を嘗(な)めつつ人間に食物を教えた神農(しんのう)はたびたび毒草にあたったが...
吉川英治 「三国志」
...戦(いくさ)がたびたびあったらしいな...
吉川英治 「宮本武蔵」
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