...食いつきもしなければ刺しもしない...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...食いつきたくなってきた...
梅崎春生 「腹のへった話」
...そんな食いつきそうな顔をするなよ」ジャックはにくにくしげにいい放って...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...がぶっと食いつきそうに見えるではありませんか...
江戸川乱歩 「大金塊」
...前後の弁えもなく餌に食いつき鉤にかかる...
豊島与志雄 「文学以前」
...食いつきもしませんけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムク犬はガブリと神尾主膳の左の肩先へ食いつきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...食いつきゃしないさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...離れたところの人の面倒がるところに好んで食いつき...
中里介山 「大菩薩峠」
...あなたにでも食いつきたいほどひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...食いつきたいとでもいうようにあなたの顔を見詰めていました……なにか言いながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...葉のかげから飛び出してむんずと蚊に食いつきました...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...なかなか食いつきはしないが一度こうと思って食いついたら最後首が飛んでも離さない歯の力――一言にして言うならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...一匹の恐ろしい食いつき犬が村へやって来た...
山本周五郎 「似而非物語」
...これには食いつき犬も仰天したらしい...
山本周五郎 「似而非物語」
...彼が幼年のころ出会ったあの食いつき犬に...
山本周五郎 「似而非物語」
...いつかの食いつき犬は尻尾(しっぽ)を巻いて逃げたけれども...
山本周五郎 「似而非物語」
...不意に馬の長い顔が肩へ食いつきそうにでもなる時は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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