...食いつきもしなければ刺しもしない...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...イール「ボブちやんさつきの犬こはかつたね」ボブ「でもあの犬食いつきやしなかつたよ」)さう! 大きな犬が家まで追つかけて來たつて? けれどもエンミーに食ひつかなかつたつて? あゝ...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...食いつきたくなってきた...
梅崎春生 「腹のへった話」
...がぶっと食いつきそうに見えるではありませんか...
江戸川乱歩 「大金塊」
...一般ジャーナリズム(単行本出版を含めて)は時局物の名の下に所謂戦争ジャーナリズムに食いつきつつあるのだが...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...前後の弁えもなく餌に食いつき鉤にかかる...
豊島与志雄 「文学以前」
...食いつきもしませんけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...ムク犬はガブリと神尾主膳の左の肩先へ食いつきました...
中里介山 「大菩薩峠」
...食いつきゃしないさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...抜粋で食いつきの良いのはストコフスキーの指揮したビクターのだろう...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あなたにでも食いつきたいほどひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...食いつきたいとでもいうようにあなたの顔を見詰めていました……なにか言いながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...葉のかげから飛び出してむんずと蚊に食いつきました...
宮沢賢治 「蜘蛛となめくじと狸」
...なかなか食いつきはしないが一度こうと思って食いついたら最後首が飛んでも離さない歯の力――一言にして言うならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...これには食いつき犬も仰天したらしい...
山本周五郎 「似而非物語」
...彼が幼年のころ出会ったあの食いつき犬に...
山本周五郎 「似而非物語」
...……と云ったらどうする」「日と時刻を定めて呉れればいい」「――決闘かっ」由平二は食いつきそうな眼をした...
山本周五郎 「百足ちがい」
...この可愛い襟(えり)くびへ食いつきたくなっちまう...
吉川英治 「新・水滸伝」
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