...食いつきもしなければ刺しもしない...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...そんな食いつきそうな顔をするなよ」ジャックはにくにくしげにいい放って...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...がぶっと食いつきそうに見えるではありませんか...
江戸川乱歩 「大金塊」
...今にも食いつきそうなこわい顔つきで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...一般ジャーナリズム(単行本出版を含めて)は時局物の名の下に所謂戦争ジャーナリズムに食いつきつつあるのだが...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...前後の弁えもなく餌に食いつき鉤にかかる...
豊島与志雄 「文学以前」
...怒ると食いつきますよ」と言って...
中里介山 「大菩薩峠」
...食いつきゃしないさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...なかなか食いつきのいいのがある――七兵衛は際限なく...
中里介山 「大菩薩峠」
...離れたところの人の面倒がるところに好んで食いつき...
中里介山 「大菩薩峠」
...食いつきは甚(はなは)だ悪いが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...あなたにでも食いつきたいほどひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...食いつきたいとでもいうようにあなたの顔を見詰めていました……なにか言いながら...
久生十蘭 「あなたも私も」
...確実にえさに食いつきました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...なかなか食いつきはしないが一度こうと思って食いついたら最後首が飛んでも離さない歯の力――一言にして言うならば...
三好十郎 「恐怖の季節」
...一匹の恐ろしい食いつき犬が村へやって来た...
山本周五郎 「似而非物語」
...これには食いつき犬も仰天したらしい...
山本周五郎 「似而非物語」
...いつかの食いつき犬は尻尾(しっぽ)を巻いて逃げたけれども...
山本周五郎 「似而非物語」
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