...其(その)飛々(とび/\)の独(ひとり)笑(ゑ)み隅田(すみだ)の春光(しゆんくわう)今日(けふ)新(あたら)し...
饗庭篁村 「隅田の春」
...曠野の杜を飛々に心覺えの家數は六七軒と數へて十に足りない...
泉鏡花 「遺稿」
...曠野の杜を飛々(とびとび)に心覚えの家数は六七軒と数えて十(とお)に足りない...
泉鏡花 「遺稿」
...飛々(とびとび)の草鞋のあと...
泉鏡花 「瓜の涙」
...飛々差覗(さしのぞ)く...
泉鏡花 「瓜の涙」
...飛々の柱燈(はしらあかり)に見えるのを...
泉鏡花 「婦系図」
...板ばかりの橋が飛々(とびとび)に...
泉鏡花 「怨霊借用」
...向ふ岸はもとのままの湖の縁で飛々に生えた白楊が黒く立つてゐてその白楊の下の暗い所から其所此所に灯の光が見えてゐる...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...飛々に僅かばかりのしもた屋が軒を連ねて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...飛々(とびとび)にある丘や山は...
吉川英治 「上杉謙信」
...乱雲飛々(ひひ)のあいだに...
吉川英治 「上杉謙信」
...小島のように飛々に白い...
吉川英治 「新書太閤記」
...部落も飛々(とびとび)で...
吉川英治 「宮本武蔵」
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