...なにしろべら棒に沢山売れることになっているからなあ...
海野十三 「時限爆弾奇譚」
...ここは○○市だ」「そんなべら棒な話があるかい...
海野十三 「戦時旅行鞄」
...べら棒(ぼう)に大きな数をいって...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...そんなべら棒なことが報告出来るものか...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...べら棒に大きな、傘の骨みたいに、輻射状に拡がった鉄骨を、じっと見つめていると、フラフラとめまいがする様だ...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...さし渡し半町(はんちょう)程のべら棒な巨大文字(もんじ)...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...『エ、おい、べら棒な...
萩原朔太郎 「二十三夜」
...喜八 べら棒め...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...べら棒な...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...こんなバカべら棒な家が右から左に売れるわけはない...
久生十蘭 「春の山」
...そういってもべら棒に烈しく突き飛ばされた...
正岡容 「小説 圓朝」
...べら棒に急激! とど子供を投り込んで...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...いくら大べら棒の私でもたいていそれがどんな種類の「伯父さん」だかくらいはもうわかっている...
正岡容 「わが寄席青春録」
...べら棒め、江戸の丑満時(うしみつ)に、事件(こと)のねえ晩などが一晩だってあるものか...
吉川英治 「大岡越前」
...外へも出られない」「べら棒め...
吉川英治 「治郎吉格子」
...「切る? 切らない?」「べら棒め...
吉川英治 「治郎吉格子」
...すごい鼻息だな」「べら棒め...
吉川英治 「新・水滸伝」
...べら棒め、飾り物じゃあねえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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