...それは兎に角風流な気がした...
芥川龍之介 「長江游記」
...ちと無風流な部屋だ...
海野十三 「宇宙尖兵」
...駒井その人が無風流なる故ではありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...王侯もこれを為(な)し難い風流なんですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...どうかすると自分までが書物の中の人となってしまいます」「それは風流な御生活ですな...
中里介山 「大菩薩峠」
...一つ風流な土左衛門(どざえもん)をかいて見たい...
夏目漱石 「草枕」
...俳句の風流な季題にさへもなつてしまつた...
萩原朔太郎 「ラムネ・他四編」
...流石に明治時代は風流なことであつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...風流な澄江堂主人でもない...
堀辰雄 「(芥川龍之介の書翰に就いて)」
...すこぶる風流な感じがした...
牧野富太郎 「アケビ」
...風流なものだとばかり...
正岡容 「寄席行燈」
...風流な乱れ姿を見せておいでになるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「風流なお言葉ばかりでできているお手紙ですから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんな場合はただ風流な交際として軽く相手をしておくべきで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...京の人は何といっても風流なものですね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...などという風流な気持ではなく...
山本周五郎 「青べか物語」
...見栄、風流なんて、余地のある生き方ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...やはり花は風流なあるじの室がいいかもしれぬ...
吉川英治 「私本太平記」
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