...風儀は確に悪いようです...
芥川龍之介 「上海游記」
...こんな風儀はどこの国に行っても変った事はない...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...その時分(じぶん)は生徒の風儀はそれはずいぶんひどかったものですよ...
田山花袋 「田舎教師」
...発戸(ほっと)は風儀の悪い村と近所から言われている...
田山花袋 「田舎教師」
...「それにあすこいらはおそろしい風儀がよくないと言うじゃないかい...
徳田秋声 「足迹」
...風儀の問題のようですな...
豊島与志雄 「塩花」
...でも法蓮房が世間の風儀に従って念仏の外の七日七日の仏事を修することにして他の人もそれに同意した...
中里介山 「法然行伝」
...この風儀はひとり政府のみに限らず...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...役人全体の風儀を見るに気品が高くない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...江戸の女順禮の風儀も例の如く上方から運ばれたのであらうと思ふ...
三田村鳶魚 「女順禮」
...彼處(あそこ)は風儀が惡いからいけないと身内の者に反對されたさうだ...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...そのために風儀は腐敗し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...更に進んでは法王を頭にいただくキリスト教国民の風儀が異教徒のそれにまさるとも劣らないほど残忍酷薄であることに対する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やっぱり風儀は悪くならずにいなかったろう...
柳田国男 「木綿以前の事」
...珍しい風儀だ近頃始まったことだと...
柳田国男 「木綿以前の事」
...風儀が悪いじゃないの...
横光利一 「上海」
...そして彼らの素行の堕落がどれだけ世の子女の風儀に悪影響を及ぼしているかは「代議士は芸妓(げいしゃ)を買うものです」と答えた小学生のあるのに由っても想像せられる...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...佐々木の風儀などは...
吉川英治 「私本太平記」
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