...したがってその風儀もその人格も軽薄になって...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...女の風儀の悪いのは非常で...
田山花袋 「田舎教師」
...あそこは風儀が悪いところですからなア」「ずいぶんおもしろいんですッて……清三君一人でいると...
田山花袋 「田舎教師」
...風儀の悪い下賤(げせん)な階級のことどもだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「こんな風儀のわるいところにはおられません...
豊島与志雄 「蛸の如きもの」
...風儀を乱すものがあるように聞えて甚だ聞苦(ききぐる)しい...
中里介山 「大菩薩峠」
...他国人を相手に悪い風儀も多少ございまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう風儀をはやらせた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...全体(ぜんてえ)この頃の書生ッ坊の風儀が悪くっていけねえ...
夏目漱石 「坑夫」
...生徒の風儀(ふうぎ)は...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...おたがいに顔が知れずにすむところから真暗三宝(まっくらさんぽう)に乳くりあうという風儀の悪いお祭なんです...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...この辺は風儀(ふうぎ)の悪いところで...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...風儀の好さそうな家を択んで仕えようとした五百(いお)なぞには...
森鴎外 「渋江抽斎」
...そのために風儀は腐敗し...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの風儀は我々の風儀より優れてはいない」というならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その忙しさの裡面には風儀の紊乱が潜んでいる場合が多い...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...とても藩中の風儀が悪くなったような気がします...
吉川英治 「三国志」
...武者の風儀もすたれ...
吉川英治 「私本太平記」
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