...風儀は確に悪いようです...
芥川龍之介 「上海游記」
...こんな風儀はどこの国に行っても変った事はない...
井原西鶴 宮本百合子訳 「元禄時代小説第一巻「本朝二十不孝」ぬきほ(言文一致訳)」
...学問が進めば自覚が起り、従って自分の分際(ぶんさい)も分り、職業上の解釈も付いて来るから、彼等は喜んで祖先伝来の田畑を耕すに至るのみならず、風儀も改善され、農事上の改良も行われて来る...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...家中(かちゆう)の風儀が悪くなるからといふので...
薄田泣菫 「茶話」
...風儀は決して悪くない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その結果多少男子同士の風儀が乱れていた...
豊島与志雄 「道連」
...風儀の悪い旗本神尾の邸を脱け出す相談がきまってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういう風儀をはやらせた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...たいへん日本の風儀を好んで...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...この辺は風儀(ふうぎ)の悪いところで...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...無遠慮な風儀とを持つ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...我々の堕落した風儀に引きずられている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...更に進んでは法王を頭にいただくキリスト教国民の風儀が異教徒のそれにまさるとも劣らないほど残忍酷薄であることに対する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らの風儀は我々の風儀より優れてはいない」というならば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「何んでもあなたはそういう風儀に...
横光利一 「旅愁」
...とても藩中の風儀が悪くなったような気がします...
吉川英治 「三国志」
...いまはそんな風儀にかまいなく疎開の男女がそれぞれ有縁(うえん)の軒に込み入っていた...
吉川英治 「私本太平記」
...姦淫(かんいん)売色(ばいしょく)のみだらな風儀やら...
吉川英治 「新書太閤記」
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