...彼女の意見を顧慮して決めた...
...全体的なバランスを顧慮する必要がある...
...彼は顧慮に欠ける行動をとった...
...顧慮なしに突き進んだ結果、失敗した...
...彼女の心情に顧慮することが大切だ...
...外見だけでも健康を顧慮しようと云う気力さえすでになかったのでございます...
芥川龍之介 「疑惑」
...片々たらざる批評家の言葉も顧慮せずにすめばしない方がよろしい...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...顧慮せずんばあらず...
石川啄木 「閑天地」
...しかしわたしはそんなことを顧慮していられる場合でないから...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...才力の以て壓服し得べからざるものあるを顧慮せざる風あり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そんなことは殆んど顧慮しなかった...
豊島与志雄 「蔵の二階」
...未来の吉凶を顧慮しないので民衆から愛せられ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その作品にはかつて市場や世評を顧慮して生産されたと思わしむるものは一つもない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...何となく赤い顔をして伴れの自分の友達を顧慮しながら...
牧野信一 「断唱」
...」「半分位ひ――」と彼は何の顧慮もなさげに云ひ放つた...
牧野信一 「雪景色」
...先日大学を止めて気も心も軽くなり何の顧慮する事もいりませんので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...周圍の情勢をも顧慮せず...
正宗白鳥 「回想」
...かくの如き顧慮を無視する...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...歴史のこの現實的な土臺を全然顧慮せずにおいたか...
三木清 「歴史哲學」
...餘りに舊道徳のうちに定義づけられてあるために却つて現代人のうちには顧慮されてゐない...
吉川英治 「折々の記」
...なお万一を顧慮されるなら...
吉川英治 「三国志」
...流通している紙幣の絶対量を顧慮せずに...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...民衆の物質的福祉ももちろんここには顧慮せられるが...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索