...病気保養の名の下に海外へ旅出(たびだ)ちました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「消えた霊媒女」
...「気保養だなんて...
薄田泣菫 「茶話」
...ゆっくり気保養でもして来ようと思うよ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...こうなると遊びは気保養にも何もならず...
太宰治 「新釈諸国噺」
...私もいい気保養をさしてもらいました...
徳田秋声 「足迹」
...更に母のよい気保養にもなると思い...
外村繁 「日を愛しむ」
...「於夏の病気保養の為帰国しては如何との」相談があった...
中谷宇吉郎 「『団栗』のことなど」
...それで僕は母にあなたこそ行って遊んで来たら気保養(きぼよう)になってよかろうと忠告した...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...「でもね久しぶりに好(い)い気保養(きほよう)をしました...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...近所の目から開放された気保養を...
長谷川時雨 「牢屋の原」
...気保養をなせえ」庄兵衛は...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...気保養をさせたいと...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...気保養をするがいい...
正岡容 「初看板」
...六田越えて花にいそぐや一の坂芳野山第一本の桜かな花見えて足踏み鳴らす上り口花の山蔵王権現(ざおうごんげん)鎮(しず)まりぬ指すや花の木の間の如意輪寺(にょいりんじ)案内者の楠(くすのき)語る花見かな案内者も吾等も濡れて花の雨南朝の恨を残す桜かな千本が一時に落花する夜あらん西行庵(さいぎょうあん)花も桜もなかりけり(五月十四日)九○余が病気保養のために須磨(すま)に居る時...
正岡子規 「病牀六尺」
...交通機関が極端な殺人状態の昨今、ただの気保養に、二人の子をつれて山手線に乗る母は、およそ無いと判断して間違いない...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...子供らをたべさせたりするのは実にいい気保養です...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...幾らか気保養にはなりますでしょう」良左衛門は返辞をしなかった...
山本周五郎 「初蕾」
...「馬鹿野郎……あの家(うち)に電話を取って堪(たま)るか……折角ノンビリと気保養している時間を...
夢野久作 「鉄鎚」
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