...他を顧みるのいとまなきがごとく...
井上円了 「おばけの正体」
...危険を顧みる暇もない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...他事を顧みる余裕の少い現代に於ては...
豊島与志雄 「異邦人の意欲」
...敬助は驚いて顧みると...
豊島与志雄 「蘇生」
...これを非芸術とした大きな原因を顧みるに三つの要素をもっているであろう...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...ぬれた身体(からだ)を自分から顧みると...
中里介山 「大菩薩峠」
...生活に直接したもののほかは顧みるに遑(いとま)がない...
中里介山 「大菩薩峠」
...他は顧みる暇がない...
中島敦 「章魚木の下で」
...少壮の人に顧みるべき過去はないはずである...
夏目漱石 「野分」
...僕の十歳代の時を顧みると年長者なり...
新渡戸稲造 「自警録」
...顧みるに妾ら学浅く...
福田英子 「妾の半生涯」
...メフィストフェレスが手に帷を搴(かか)げて顧みるとき...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...罪なき民衆はまた顧みることなくして悪作を生み続けているのだ...
柳宗悦 「工藝の道」
...他を顧みる暇なく...
柳宗悦 「民藝四十年」
...必ずしもこれを顧みるに足らぬのか知らぬが...
柳田国男 「雪国の春」
...此の樣な立場に置かれた一身を顧みるとき...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...不才を顧みるいとまなくただ一死を以て国に報ぜんとするあるのみです」「王平は平時の良才...
吉川英治 「三国志」
...漢代における易の盛行や道教の勢力を顧みるならば...
和辻哲郎 「孔子」
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