...確(たしか)に比類稀(まれ)なる御上(おかみ)の御待遇として...
芥川龍之介 「入社の辞」
......
伊良子清白 「孔雀船」
...類稀れな美貌の持主として有名であった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...確に比類稀(ひるいまれ)なる御上(おかみ)の御待遇(ごたいぐう)として...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...壯年の頃より數ヶ所の戰場にて類稀(たぐひまれ)なる手柄(てがら)を顯はししが...
高山樗牛 「瀧口入道」
...現代に於いてさえこう云う組み合わせの性生活は類稀(たぐいまれ)なことゝして世の視聴を惹(ひ)くのであるから...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...我が友人の類稀なる才能のために...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...比類稀なほど円満な湖水である...
豊島与志雄 「故郷」
...その上に類稀(たぐいま)れなる京美人ということがあったから...
中里介山 「大菩薩峠」
...若い男は類稀(たぐいまれ)なる仏頂面(ぶっちょうづら)をして湯だと答えた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...比類稀なる素晴らしきグロテスクに流石(さすが)の私も匆々(そうそう)に煙を焚いた程の非道い目に会った事も有りまして...
西尾正 「陳情書」
...類稀(たぐいまれ)な姿と顔形に恵まれながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人を救おうという類稀なる志...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...比類稀なる大天文学者であることは知らるる通りですが...
牧野信一 「歌へる日まで」
...自分は無論先生の比類稀(ま)れな長寿を祝する事には異存は無いが...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...彼は實に比類稀なる分析家であつた...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...種類稀(まれ)なる鳥が...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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