...この問題は類型的なものです...
...彼女は類型的なアメリカ人です...
...この商品は類型的なデザインです...
...類型的なアプローチでは問題解決が難しいこともあります...
...類型的な反応が予想されます...
...誰も彼もこんな類型的な表情になったかも知れない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...それが群起地震の日々あるいは月々の頻度(ひんど)の変化異同の統計的型式と抽象的形式的に類型的であるという論文を発表したとする...
寺田寅彦 「錯覚数題」
...これは最も簡単な類型的の一例とさるる弦の振動の場合ならばその節点の数を決定するものであり...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...表現は――この概念の性格から云って――常に類型的でしかない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...空想的な筋の運びと類型的な人物とのゆえに全くのロマンティックの作であるといい...
豊島与志雄 「レ・ミゼラブル」
...肖像畫が衰へて類型的となりしことは...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...戦い敗れた国の文化法案の一つの類型的な運命を担っていたとも思えるのである...
中井正一 「図書館法楽屋話」
...その幻想の内容が類型的で...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...少し類型的であるとはいへ...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...意識形態相互の間の類型的および類構的関係とは撞着(どうちゃく)することなしに我々はイデオロギーの成層構造を考えることが出来る...
三木清 「科学批判の課題」
...」ところで美的觀想的な態度にとつて内容となるのは主として類型的なもの...
三木清 「歴史哲學」
...歴史的研究の目的を何等かの法則でなく類型的なもの或は個性的なものの認識におく思想の根柢には...
三木清 「歴史哲學」
...人間は兎角類型的性格となり...
水上瀧太郎 「覺書」
...誰が書いたつて類型的な物ばかり出來て行くのだと思ふ...
吉川英治 「折々の記」
...また類型的な作品も生まれる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...この時の土人の質問がいかにも類型的である...
和辻哲郎 「鎖国」
...また個々ではなくして類型的な...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この本原的な感情の類型的表現にはかなりの美しさが見いだせるであろう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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