...美々しい礼服の日清露の顕官が続々到着する...
林不忘 「安重根」
...「ここは顕官の泊るところです...
徳田秋声 「蒼白い月」
...裏には顕官の来て泊る新築の一構えなどもあった...
徳田秋声 「黴」
......
永井荷風 「偏奇館漫録」
...時の大臣や顕官に手紙を送る事を少しも恐れていない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...恬(てん)として既往を忘れたふりのできる顕官(けんかん)連や...
中島敦 「李陵」
...明治維新後の顕官(けんかん)の姓名にもありそうだが...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...お客の顕官を友達のように思っていたりするので...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...その女はある顕官の外妾(がいしょう)で...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...多くの養女をそれぞれの顕官に呈して...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...それぞれ大礼服や燕尾服を着た六七人の顕官が...
久生十蘭 「魔都」
...我が帝国の顕官連(けんかんれん)や美術愛好者たちがイタリアへ行った際...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...儲君初拝顕官位...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...当時の無能な顕官たちを指すのであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...朝野の顕官は鹿鳴館に集まって屈辱ダンスの稽古に夢中になり...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...洛陽の顕官どもが...
吉川英治 「三国志」
...蝟集(いしゅう)する顕官の輦(くるま)から...
吉川英治 「親鸞」
...現職は左大臣というおごそかな顕官であったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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