...この時節柄、風邪を引いてはいけません...
...暖かいお茶で、この時節柄の寒さをしのぎます...
...この時節柄、クリスマスプレゼントを選ぶのも楽しいですね...
...台風が接近しているこの時節柄、避難所への準備が必要です...
...この時節柄、バレンタインデーのチョコレートを作る人も多いですね...
...時節柄怪しいお客さんだと思い...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...されど、もし時節柄、納涼を思はば、瀧の條に注意すべし...
大町桂月 「東京の近郊」
...時節柄肉の価(ね)が高くなつてゐるので...
薄田泣菫 「茶話」
...「いや、それは時節柄、省略するだろうと思うけど、いまに薄茶が出るでしょう...
太宰治 「不審庵」
...書記に時節柄の挨拶をした...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...この間まで学園の総長に据わって貰っていたことは時節柄面白いが...
戸坂潤 「社会時評」
...こんな立派な而も時節柄「重大性」を有った改正案になぜそう文句をつけるのかというと...
戸坂潤 「社会時評」
...時節柄借家としては好き方なるべし...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...年の暮も追々近くなる時節柄お金を取られるのは誰しもいやサ...
永井荷風 「申訳」
...時節柄ですから人通りなどはほとんどありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところで、今晩、ひとつこの場で、おっかあに肌ぬぎが願いたい、といって時節柄、うっかり唐人をこんなところへ連れ込むところを、当時流行の浪士マネにでも見られようものなら、尊王攘夷覚えたか! 真向上段と来るから、今晩、その毛唐さんを御数寄屋(おすきや)さんかなにかの隠れ遊びに仕立てて、このところへ連れて参りますから、万事その辺ぬかりなく――その代り話がまとまったと来た日には、相手が異人館の大番頭だ、つけ届けは、毎年毎年船で来ようというものだ……ということを、金助がお倉婆あに相談して、お倉婆あをして、「ああいいとも、いいとも、いくらでも頼まれてあげるから、持っといで」と大呑みに呑込ませているところへ、ドタンバタンと凄まじい音がして、天上から大女が降って来たものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...返事のないことがいよいよ許せないのは、内と外とは全く違ったもので、内の奴は返事のないほどこちらが下手(したで)に痛み入るほかはないが、この外の奴の返事のないのは――これは全くようしゃがならない、時節柄ではあり、現に先日の夜も、こういう奴があってこの屋敷を騒がし、宿直の宇津木と黒崎とに腕をさすらせたものである...
中里介山 「大菩薩峠」
...特に不穏な時節柄を警戒すべく巡回の役向のお手先である...
中里介山 「大菩薩峠」
...こういうような時節柄であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...モンペとしてはステーブルファイバーでは地方色の趣味が没却される点もあるが然し時節柄の意味に於て国産ステーブルファイバーを以て試製させて見た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...その後(あと)へだんだん東京も寒くなる時節柄...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...時節柄寄せ集め物の火鉢まで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...(大詰はこちらに案あり)時節柄大河内で西郷さんか...
山中貞雄 「陣中日誌(遺稿)」
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