...目はその間も額縁(がくぶち)に入れた机の上の玉葱(たまねぎ)だの...
芥川龍之介 「春」
...早速氷嚢(ひょうのう)を額へのせてくれました...
芥川龍之介 「二つの手紙」
...のみならず正造が鉱毒問題のために散じたものも決して少い額でなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...額の汗を拭(ふ)き拭き...
薄田泣菫 「黒猫」
...そして検見(けんみ)でもするやうに自分の頭を頸窩(ぼんのくぼ)から前額(まへびたひ)へかけてつるりと撫で下してみた...
薄田泣菫 「茶話」
...愛も憎しみも額に貼りつけて歩いている」とヘンリイ・カッフがいっている...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...他店よりも多額の注文を楽々引受けることが出来るようになり...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その金額及び寄付先等は一切マジャルドー氏の自由である...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...病人の額にのせられてる氷嚢にそっと触ってみた...
豊島与志雄 「二つの途」
...眞つ直ぐに元吉の血の氣を失つた額(ひたひ)を指(さ)したのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ちょいとお御輿(みこし)を上げて下さい」八五郎のガラッ八は額際に平掌(ひらて)を泳がせながら入って来ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...額の槍きずでわかるのである...
服部之総 「せいばい」
...福はしばらく疊に額をつけて拜んでゐた...
林芙美子 「夜福」
...終ひには額にまで貼付けて誇つたものです...
牧野信一 「蘭丸の絵」
...巨額の資本及び極めて有利な分業と相俟っての...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...マレーの産婦は猴に触れば額と目が猴のような醜い児を生むとて忌む由(ラッツェル『人類史』巻一...
南方熊楠 「十二支考」
...手ずからそっと襟や額の汗をぬぐう...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...こと清くいともな言ひそ一日だに君いしなくば痛ききずぞも (高田女王)来むといふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じといふものを (大伴郎女)相念(おも)はぬ人を思ふは大寺の餓鬼のしりへに額(ぬか)づくがごと (笠女郎)さよなかに友よぶ千鳥物念(ものも)ふとわび居るときに鳴きつつもとな (大神女郎)あひ念はぬ人をやもとなしろたへの袖ひづまでにねのみし泣かも (山口女王)のごとき歌は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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