...韻客(ゐんかく)の為(ため)に題詠(だいえい)の美言(びげん)をうけたるのみならず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...題詠を競った仲ではありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雑の歌も十分の九は題詠となりおわりぬ...
正岡子規 「曙覧の歌」
...曙覧の歌すら四季のには題詠とおぼしきがあり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...題詠必ずしも悪(あ)しとに非ず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...されど今日までの歌界の実際を見るに題詠に善き歌少くして写実に俗なる歌少し...
正岡子規 「曙覧の歌」
...その初(はじめ)に題詠の心得を記したり...
正岡子規 「俳諧大要」
...けだしこれ題詠の秘訣(ひけつ)なり...
正岡子規 「俳諧大要」
...詞章に高く多く題詠あり云々...
南方熊楠 「十二支考」
...題詠の歌は実情を詠まなくても...
柳田国男 「故郷七十年」
...題詠は「四季」だけでは寂しいので...
柳田国男 「故郷七十年」
...今では題詠は軽蔑すべきものとみられているが...
柳田国男 「故郷七十年」
...題詠は、要するに歌を詠めるようにしてもらう方法に力をいれすぎたものであり、そんなものを本筋の作歌として世に出されてはたまらないというのが、私の折口君にいった、本当の気持であった...
柳田国男 「故郷七十年」
...題詠の習慣があったので...
柳田国男 「故郷七十年」
...題詠の稽古と同じ方法をとるものであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...一通り嗜みとして題詠を練習したことからきているのである...
柳田国男 「故郷七十年」
...なお一方には是を題詠として...
柳田国男 「木綿以前の事」
...逢恋別恋の題詠が幾らでもある...
柳田国男 「木綿以前の事」
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