...人を頼りにするとは弱い話だ...
石川啄木 「雲は天才である」
...死者を復活させてくださる神を頼りにするようになりました...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...君より外に頼りにする人がないもんだから...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...何かというと姉を頼りにするようなものばかりであった...
徳田秋声 「仮装人物」
...軍部や何かを頼りにするよりも賢明な近道なのだ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...だがこんなものがシステムならば誰もシステムなどを手頼りにする筈はない...
戸坂潤 「ひと吾を公式主義者と呼ぶ」
...オリヴィエはただ自分一人を頼りにするのほかはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女は自分だけを頼りにするのほかはなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...村尾さんを頼りにするようになって...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...頼りにはするな」「頼りにするなは...
直木三十五 「南国太平記」
...私(わたくし)の妻などは私より外(ほか)にまるで頼りにするものがないんだから」先生の言葉はちょっとそこで途切(とぎ)れたが...
夏目漱石 「こころ」
...頼りにする者も無い代り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頼りにするだらう――孤獨の瞬間にも語り合ふべき自然な...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...自分等のほかには頼りにするもののない娘の行末を案じ...
堀辰雄 「曠野」
...今の場合父の常用の消化薬をさえ手頼りにする気になった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...内儀さんが種を頼りにする気もちが次第に結ばれていって...
矢田津世子 「神楽坂」
...娘は誰を頼りにすることもできないんだ...
山本周五郎 「新潮記」
...ただ毛利家の強大のみを頼りにする者の言葉だった...
吉川英治 「黒田如水」
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