...緋(ひ)の袍(ころも)をまとうた学匠(がくしやう)が...
芥川龍之介 「きりしとほろ上人伝」
...お京の方が先んじて、ギイと押すと、木戸が向うへ、一歩先陣、蹴出す緋鹿子、揺(ゆるぎ)の糸が、弱腰をしめて雪を開いた...
泉鏡花 「薄紅梅」
...炎は緋鹿子(ひがのこ)を燃え抜いた...
泉鏡花 「海神別荘」
...そろそろ猩々緋(しょうじょうひ)の花をひらきかけていた...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...それは十二一重(じゅうにひとえ)を着て緋の袴を穿いた美しい官女の姿であった...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...・吸はねばならない血を吸うて殺された蚊で・とまればたたかれる蠅のとびまはり・炎天の雲はない昼月・草すゞし人のゆくみちをゆく・炎天の機械と人と休んでゐる・木かげたゝへた水もほのかに緋鯉のいろ・茄子胡瓜胡瓜茄子ばかり食べる涼しさ七月十三日朝月はよいな...
種田山頭火 「其中日記」
...その上から蓮の花や緋鯉(ひごい)や亀の子などを平気で見ている現代人の心理は到底私には解釈し得られぬ処である...
永井荷風 「日和下駄」
...緋縮緬(ひぢりめん)でないのが氣障(きざ)ですね」などと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...――お納戸色に緋の源氏車をあしらつたあれらのそろひの衣裳は――...
牧野信一 「夜の奇蹟」
...不実な祖国とえ三重の呪咀を織りこんだむかしの労働者の歌をその后ぼくは皇帝の監獄部屋で皇帝の親衛兵たちのボロを解きながら皇帝の緋色の衣装を拝受したこのマンチュリアの婦人服に似た着衣は皇帝の女囚によって織られた三重の呪咀は...
槇村浩 「シュレジェンの織工によせて」
...無論私の落した緋房などはなかった...
松本泰 「日蔭の街」
...緋(あか)い下着に...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...賜緋魚袋(しひぎょたい)...
森鴎外 「寒山拾得」
...片手で緋の大きな花の一輪附いた広い帽を散(ちら)すまいと押へた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...牛の草鞋緋衣(ひごろも)の大僧正は...
吉川英治 「上杉謙信」
...緋房(ひぶさ)の垂れた黒の乾漆笠(かんしつがさ)をかぶり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...緋縮緬(ひぢりめん)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...緋色が混ざり合う世界に溶解していった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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