...頻々(ぴんぴん)懸るものに非ざれば...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...父の手紙と例によって松山が父の使いみたいに頻々(ひんぴん)とやって来るのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...聚楽に於いて不穏の計畫があるという風説が頻々と伏見に達するので...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...北海道にも頻々と空襲があって...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...そうした情報が頻々として来る...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...これは必然的に頻々たる闘争を惹き起したことであろう(訳註)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頻々たる小児遺棄と...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頻々たる飢饉と不断の戦争に曝されている蒙昧放浪的な生活において多くの子供を育てることの極度に困難なるに発したものであることがわかる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...かくも頻々と生じた疫病(ペスト)の発生と蔓延にあずかって力あったことを疑い得ないのであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...Cf. Essay, 1st ed., Chap. V., pp. 74 ff.貧民の頻々たる困窮を救済せんがために...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...婦人小児の頻々たる雇傭は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そう頻々とは郷里へ行けなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...この作業の頻々(ひんぴん)たる変更に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...われから頻々(ひんぴん)と使いを派し...
吉川英治 「私本太平記」
...物見の報告は頻々とはいってくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康からの頻々(ひんぴん)たる督促(とくそく)にたいし...
吉川英治 「新書太閤記」
...天子が頻々として諸大寺に幸し...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...なお右のごとき害悪は頻々(ひんぴん)として起こり得る...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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