...看護のお手傳ひに頻々と福田家に行くやうになりました...
石川三四郎 「浪」
...それが最近頻々として差押処分を食っているという話になった...
犬田卯 「瘤」
...ニューヨークでも、ロンドンでも、高さ数十階を誇る高層ビルが、雪害のために、頻々として、灰の塊のように崩れだした...
海野十三 「第五氷河期」
...父の手紙と例によって松山が父の使いみたいに頻々(ひんぴん)とやって来るのだ...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...頻々として往来した...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...余震は頻々として来たり...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...頻々(ひんぴん)として起った...
長谷川時雨 「明治大正美女追憶」
...両性間の不義が頻々と行われていることを...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今度はそういう事が頻々あるという...
柳田国男 「木綿以前の事」
...粂吉一座を買いに来る地方の飛脚が頻々(ひんぴん)であります...
吉川英治 「江戸三国志」
...ただ市井(しせい)の無頼や押込みなどが頻々と起した些々(ささ)たる小事件とのみは観(み)られず...
吉川英治 「大岡越前」
...夜来頻々(ひんぴん)...
吉川英治 「三国志」
...物見の報告は頻々とはいってくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...先発隊から頻々(ひんぴん)と来る伝令に接したりしていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...頻々(ひんぴん)と指令を仰いできた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...京洛(みやこ)に近づきつつあるという情報の頻々(ひんぴん)たるものがある...
吉川英治 「親鸞」
...唐人も頻々としてやってくる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...頻々(ひんぴん)として強震があったことは...
和辻哲郎 「地異印象記」
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