...即(すなは)ち局部(きよくぶ)の微震(びしん)が頻々(ひんぴん)に起(おこ)ることが通常(つうじよう)である...
今村明恒 「火山の話」
...高価な宝石を持つ富豪の家庭を頻々と脅かしているのである...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...近年この近在の地主たちによつて頻々(ひん/゜\)として演じられるその種の失敗の数々を次から次へと並べたてて行つた...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...という投書が頻々と舞いこんで来る有様である」と(東京日日五月二十三日付)...
戸坂潤 「社会時評」
...かの薄気味わるき博文館使用人は再び頻々(ひんぴん)としてわが玄関に来りて文句をならぶ...
永井荷風 「書かでもの記」
...今日の人々の作り出す新句新歌の上にもやはり旧慣に捉われ頻々としてこの墨守せられた誤りの字面が使われていて...
牧野富太郎 「植物記」
...この恐るべき災害はこの地方に極めて頻々と起るので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...穀物価格の大きな頻々たる変動(訳註――第二版にはここに『及び時々激しい食物不足』が加わっている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どんな方法でわかるのかまるでねらいうちをされるように頻々として爆弾を落されて吹き飛び...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...参木は頻々として暴徒に襲われ続ける日本街(まち)の噂を聞き始めると...
横光利一 「上海」
...頻々(ひんぴん)...
吉川英治 「黒田如水」
...頻々(ひんぴん)...
吉川英治 「三国志」
...頻々(ひんぴん)と馬蹄の音の相継いで行くのに眼ざめ...
吉川英治 「新書太閤記」
...山には出火が頻々(ひんぴん)と起った...
吉川英治 「新書太閤記」
...頻々(ひんぴん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...家康からの頻々(ひんぴん)たる督促(とくそく)にたいし...
吉川英治 「新書太閤記」
...それも頻々、幾世紀にもわたってである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...西海には、純友、坂東には、将門が、暴れ出したと聞えてから、北越、信州地方にも、頻々と、騒乱の噂が立ち、現に、忠文以下の征討軍が行く道にさえ、その無政府状態が見られた...
吉川英治 「平の将門」
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