...余震は頻々として...
海野十三 「第五氷河期」
...高価な宝石を持つ富豪の家庭を頻々と脅かしているのである...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...・朝の山路で何やら咲いてゐる・すみれたんぽゝさいてくれた□・さくらが咲いて旅人である三月三十一日晴、行程八里、平戸町、木村屋(三十・中)早く出発する、歩々好風景だ、山に山、水に水である、短汀曲浦、炭車頻々だ...
種田山頭火 「行乞記」
...近時収賄事件の頻々として絶るの時なき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...その頃頻々としてわたくしを訪問する二人の青年文士があつた...
永井荷風 「来訪者」
...全国的に頻々たる水害が報ぜられた...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...最近思いがけない死が私の周囲に頻々と突発する...
平林初之輔 「作家としての小酒井博士」
...こういうことが頻々と普通に行われるようになった将来の社会を予想しなくてはならん」科学者の妻として...
平林初之輔 「人造人間」
...巷の風に骸骨の頬を曝す市民が頻々として続出するに至れり...
牧野信一 「変装綺譚」
...かくて彼らの家禽の飼料などに関し頻々たる戦争の機会を見出すであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この国では非常に頻々と起る飢饉の時に...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...婦人小児の頻々たる雇傭は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この彼の感情は頻々として起る様々な社会運動の勃発する度毎に...
横光利一 「マルクスの審判」
...正成の手には一つの有利な情報として「関東勢ノ内ニハ頻々(ヒンピン)トシテ内紛ノ騒動絶エズ」という聞えが...
吉川英治 「私本太平記」
...それも頻々、幾世紀にもわたってである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...畠山などの騒乱が頻々(ひんぴん)で...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...頻々とかさなっていた...
吉川英治 「源頼朝」
...頻々(ひんぴん)と...
吉川英治 「山浦清麿」
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