...急電到る事頻々(ひんぴん)...
石川啄木 「閑天地」
...頻々(ひん/\)たる地震(ぢしん)に對(たい)して...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...即(すなは)ち局部(きよくぶ)の微震(びしん)が頻々(ひんぴん)に起(おこ)ることが通常(つうじよう)である...
今村明恒 「火山の話」
...のみならず拘禁されるものが頻々で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...重刑を覚悟で頻々と襲撃した...
久生十蘭 「ノア」
...元来このツクバネソウというのは独り深山のみに生じていて頻々とは吾人と出逢わぬ貧弱な小草であって通常人里からは遠く隔った処に見受けるものであるから...
牧野富太郎 「植物記」
...今日の人々の作り出す新句新歌の上にもやはり旧慣に捉われ頻々としてこの墨守せられた誤りの字面が使われていて...
牧野富太郎 「植物記」
...そこここにこの鹿が食ったためその木の本の方の樹皮が頻々として傷害せられたものに出逢う...
牧野富太郎 「植物記」
...あまりにも頻々たる火災をば「火事は江戸の華だい」と江戸っ子たちが...
正岡容 「寄席行燈」
...ひどい欠乏が頻々と囘起することを意味するものの如くである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...頻々たるものがあったことがわかる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...婦人小児の頻々たる雇傭は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...それが代表している頻々(ひんぴん)たる食事回数も...
柳田国男 「木綿以前の事」
...頻々と北曲輪の隙(すき)をうかがいおる...
吉川英治 「黒田如水」
...警報頻々であった...
吉川英治 「三国志」
...われから頻々(ひんぴん)と使いを派し...
吉川英治 「私本太平記」
...こんなところへの頻々(ひんぴん)な取沙汰だった...
吉川英治 「私本太平記」
...その度(たび)ごとに耳新しい事件だの平家方の情報などがそう頻々(ひんぴん)とあるわけもない...
吉川英治 「源頼朝」
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