...しかしかういふ極端に頑迷な思想は...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...世界で一番頑迷なトーキー反対論者...
伊丹万作 「ルネ・クレール私見」
...実際はまだ随分いろ/\と頑迷な理屈をならべたのですけれどももう五六年も前のことで一々ハツキリとは覚えて居ません...
伊藤野枝 「嘘言と云ふことに就いての追想」
...そのうちにも今度自分がついにすべてを棄てて頑迷な周囲から逃がれるようになった動機やこの間の苦悶に思いを運ぶと...
伊藤野枝 「出奔」
...僕はやらないよ」貞雄の頑迷な潔癖さには...
海野十三 「三人の双生児」
...然(しか)るになお一方には頑迷なる保守恋旧(れんきゅう)の徒輩(とはい)が...
大隈重信 「選挙人に与う」
...少数の頑迷な主族どもを征伐する仕事は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...頗る厳格で頑迷な女学校の先生たちも入っていた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...いやはや頑迷なものでして...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...もっとも頑迷な刑法学者らにも留意してもらいたいことには...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...頑迷な老人に見らるるように焦慮と剛直とが不思議に混和した性質を帯び...
豊島与志雄 「自由主義私見」
...その権力的統制には頑迷な老人に見らるるような...
豊島与志雄 「文学の曇天」
...頑迷な保守主義の鼓吹であることは...
蜷川新 「天皇」
...つまりは上流社会の頑迷な旧式な思想から来た子女に対する結婚観念の誤りだといい...
長谷川時雨 「芳川鎌子」
...私は久しい前からの自分の「女人厭悪症」とでも云ふべき頑迷な固疾から追はれてはゐない思ひが...
牧野信一 「二日間のこと」
...貧窮しているための、相手に対する必要を越えた遠慮か、それとも頑迷な、理屈に合わない自尊心のためか、いずれにせよ、五郎吉夫婦には他人に話せない理由があったのだろう...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...人の善言をきかないほど頑迷な袁紹でもないのに...
吉川英治 「三国志」
...なんとも頑迷な奴で...
吉川英治 「私本太平記」
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