...手足も共に皮膚は腫脹(しゅちょう)と結痂(けっか)とにて恰(あだか)も頑癬(かさ)の如し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...医者が頑癬(たむし)の異態だろうとて薬を傅(つ)けても今に全癒せぬが...
南方熊楠 「十二支考」
...ナポレオンの田虫は頑癬(がんせん)の一種であった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の猛烈な活力が昨夜の頑癬に復讐(ふくしゅう)しているかのようであった...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼は自身の頑癬を持った古々しい平民の肉体と...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の醜い腹の頑癬を見られることとなって来た...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼の爪は再び迅速な速さで腹の頑癬を掻き始めた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...頑癬からは白い脱皮がめくれて来た...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...ナポレオンの爪はまた練磨された機械のように腹の頑癬を掻き始めた...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...その刺繍のような毒毒しい頑癬からも圧迫された...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
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