...といったところで、昔の慎太郎さんも今の孝男君も知らぬ人には見当もつくまいが、簡単にいえば実によく歩き、よく頑張り、そして夜になると木の根草の根石の上、何でもかまわず癪にさわる程よく睡る人なのである...
石川欣一 「可愛い山」
...蝶は外に出る事が出来なければならないのです』とジユウルが頑張りました...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これしきの頑張りでこのようになるのは...
上村松園 「健康と仕事」
...奴は明らかにいやだと頑張りたかったらしいのですが...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...にぎりめし持参で門の外に頑張り...
太宰治 「困惑の弁」
...おそらくは生涯(しょうがい)に一度の異様な頑張り方を示した...
太宰治 「新釈諸国噺」
...」「頑張りますか...
太宰治 「正義と微笑」
...知らぬ存ぜぬで頑張り続け...
田中英光 「さようなら」
...僕たちは斷然頑張り通すつもりです...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...あの男が百姓だと頑張りなさるんなら...
中里介山 「大菩薩峠」
...ロケーションに出ると皆なかなか頑張りますよ」と言う...
中谷宇吉郎 「映画を作る話」
...一方の口にはガラッ八が頑張り...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...淺吉は先輩(せんぱい)らしく本堂の奧に頑張りました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あまり無理な頑張りをつづけたので...
久生十蘭 「南部の鼻曲り」
...彼女はどこまでも頑張り通す...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...翁の頑張りに負けて今一度...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...ウンと頑張り給え...
夢野久作 「近世快人伝」
...言語に絶した苦戦と苦戦を頑張り合って来た敵味方の帰結としては...
吉川英治 「黒田如水」
便利!手書き漢字入力検索