...南部初代の殿様が甲斐の国から三戸(さんのへ)の城に移つた...
石川啄木 「刑余の叔父」
...全村(ぜんそん)八十三戸中(はちじゆうさんこちゆう)八十二戸(はちじゆうにこ)潰(つぶ)れ...
今村明恒 「地震の話」
...終りに臨みて、余は、余を導きたる春汀に感謝し、併せて、余にいろ/\の好意を寄せられたる、三戸、上北二郡の諸人士に感謝する者也...
大町桂月 「十和田湖」
...高部と三戸谷の両人はその場で斬られ...
中里介山 「大菩薩峠」
...そして猛威を揮ったこの暴風は、全壊大破十三戸、住宅床上浸水一万五千戸という損害をもたらしたのである...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...三十三戸外(そと)には風もなかった...
夏目漱石 「明暗」
...半年越し折を狙ったがいけねえ」「…………」「三戸前の蔵の鍵は...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...奥の三戸前の土蔵に近づくことなどは夢にも及びません...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...土蔵三戸前の腰張りの内側は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三戸郡や北郡では...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...一戸前、二戸前、三戸前――、彼女は、蔵は望まない――土蔵までを切ろうとは思わない――その三斎とやらの寝間にしのび込んで、机元から盗み出してやりたいのだ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...また一つの村には田畠と農家の二三戸を合せたカイトがあるのみか別にまた山間未開の家も田畠もないカイトも一方にはあって...
柳田國男 「垣内の話」
...また『因幡志』にも今の岩美(いわみ)郡三戸古(みとこ)村大字古郡家(ここおげ)を郡家の義なりとし大郡には二所以上の郡家があったものだと説いている...
柳田國男 「地名の研究」
...越後街道を挟んで十三戸山下に住し...
柳田國男 「地名の研究」
...ほとんと三戸に一人ぐらい...
柳田国男 「木綿以前の事」
...三戸(さんのへ)郡の村々では...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...南部の方でも三戸(さんのへ)郡の荒沢不動に...
柳田国男 「山の人生」
...三戸野(みとの)の山へやられました時...
吉川英治 「日本名婦伝」
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