...女王は頑として動かず...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...」頑として仮借する所のない指は何の変化も受けなかった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...僕は頑として断った...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...その時も僅(わず)か五厘の釣銭(つり)を取るべく店先へ腰を卸して頑として動かなかった...
夏目漱石 「道草」
...お前みてえな勝手な人間の手先になり度(た)かァねえ」友吉は頑として頭を振るのです...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...三千五百石が何んだえ」頑として頭を振るお關の胸のうちには...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まるで根でも生えたように頑としてその場を動かなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...次は何を? メリヘイブン閣下をお呼びしましょうか」マクスグラジャ大将が頑として...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...少額じゃないけどアームストロング船長は頑として二万ポンド以上受け取ろうとせず...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...頑として私は動かなかつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...頑として机に凭つては「デビルズ・デイクシヨナリイ」を繰り展げてゐるのであつたが――...
牧野信一 「鬼の門」
...兎も角家へお出で――」そんな虚勢にだまされて堪るものかといふやうに頑として照子は意を翻さなかつた...
牧野信一 「妄想患者」
...しかし去定は頑として承知せず...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...頑として動かない...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...家業ではないか」と云って頑として稽古を続けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...しかも「刺青」の話に関する限り東作爺が頑として口を開かないところを見ると...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...いや、李儒に偽りはないが、董卓が、頑として、貂蝉を離さないのだと思った...
吉川英治 「三国志」
...頑としてきかないのでした」曹操は...
吉川英治 「三国志」
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