...頑として聴き入れませんでした」と...
青木正児 「九年母」
...しかし僕はもう意地になっていたから頑として承諾しない...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...頑として聞かない...
太宰治 「花火」
...」私は頑として応じなかった...
太宰治 「服装に就いて」
...僕はそれを頑として拒絶してやった...
豊島与志雄 「好意」
...しかし妻は軽率にも頑として主張してやまないので...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...植通公一人頑として拒否した...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...平次は頑として腰をあげなかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頑として関所を据えるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頑として間ちがひでないことを主張してゐる...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...頑として彼らの乗船を拒み...
牧逸馬 「運命のSOS」
...」彼は頑として坐り込んでゐたが...
牧野信一 「病状」
...本人は古風な道徳観の人で何といっても頑として聞き入れなかった...
柳田国男 「故郷七十年」
...改めて礼金の追加を差しだしても翁は頑として受けなかった...
山本笑月 「明治世相百話」
...「だいじょうぶです」「まだ大丈夫か」「まだ? ……いやいや、頑としてなお、この城は支えられます...
吉川英治 「三国志」
...断じて、その儀は、お見合わせあるように」――だが、劉璋の頭には、もう先に聞いた張松のことばが、頑として、先入主になっている...
吉川英治 「三国志」
...首を斬らん」頑として...
吉川英治 「三国志」
...乗員が寒さに慄えても頑として引き返さなかった...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索