...が彼はそれらのいずれに対しても頑として応じなかった...
犬田卯 「沼畔小話集」
...正造はなにをいっても頑として受けつけなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...家中の者の反対にもかゝはらず彼は頑として自分の希望を捨てなかつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...句仏氏は頑として承知しなかったということだ...
戸坂潤 「社会時評」
...娘は頑として応じない...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...頑として頭を振るのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人や三人の始末出来ないことはあるまい」万七は頑としてお蔦に疑いを釘付(くぎづ)けにするのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...頑として私は動かなかつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...苦い顔はするだらうが、実際としての「月夜と柿の渋の話」は取り消して、それを冷い訓話に換へるだらう――と私は思つたのであるが祖母は、頑として、「だから、その時は未だお月夜のうちだつたんだよ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...いつもは気の利いた細君であるのにその表情は何故か飽くまでも頑として...
牧野信一 「心象風景」
...亀重君は頑としてかぶりを振った...
山之口貘 「野宿」
...停年が過ぎたのに頑として船をおりない...
山本周五郎 「青べか物語」
...頑として聞き入れてはくれねえし……」「そして...
吉川英治 「江戸三国志」
...いけません」頑として...
吉川英治 「三国志」
...頑としてきき入れません...
吉川英治 「三国志」
...頑として麓に陣した...
吉川英治 「三国志」
...頑として口をあけなかった...
吉川英治 「親鸞」
...彼は頑として聴(き)かない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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