...追及しましたが頑として答えません」「ピストルで射殺したことは認めたかね」「ピストルなんか知らないと...
海野十三 「地獄の使者」
...夜の八時頃まで頑として動かなかったのも...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...母は頑として聞き入れない...
外村繁 「澪標」
...頑として手紙を書いてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...僕は頑として断った...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...頑として根を張ってるように思われた...
豊島与志雄 「理想の女」
...頑としてお徳殺しを白状しません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鈴木桂介も吉岡専務が頑として受けつけないので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...女の名前は?」「頑として名前と住所は言いませんでした」「ほう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...頑として私は動かなかつた...
牧野信一 「熱海線私語」
...頑として車輪を反対の方角に向けた位である...
牧野信一 「環魚洞風景」
...先生は頑として聞きいれなかったそうである...
武者金吉 「地震なまず」
...一方には頑として抵抗しながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...家業ではないか」と云って頑として稽古を続けた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...だが何、決してお前さんの恋の邪魔をしようの何のというような腹じゃあないから……」と馬春堂はお粂の気(け)ぶりを嫉妬と察して、あらかじめその人間が女でないことを釈明するに努めましたが、お粂のきげんは直りそうもなく、頑として、金吾に会わせることはできないの一点張...
吉川英治 「江戸三国志」
...頑として聞き入れてはくれねえし……」「そして...
吉川英治 「江戸三国志」
...首を斬らん」頑として...
吉川英治 「三国志」
...「日暮れ近くのこと、これにいる堀越殿が、長良川(ながらがわ)の辺(ほと)りで、一名の怪しげな武芸者ていの男を捕えて参りましたので」「うむ」「役所へ曳いて参るまでは、至って神妙でござりましたが、取調べにかかると、頑として、姓名も生国(しょうごく)もいわず、ただ当所の奉行(ぶぎょう)森殿に会えば申そう...
吉川英治 「新書太閤記」
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