...自分は兄さんが自分のために預かっているものが何程あるかよく知らないが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...上本町の家を預かっている「音やん」の忰(せがれ)の庄吉が大阪から訪ねて来てくれたのが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そう云う訳で今預かっているお金を出せと云われても困る...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鷲の子を預かっている次の納戸の隅の方へと光を持って行くのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...たった一人で預かっているさえ...
夏目漱石 「門」
...この半年の間預かっているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それに檀家から預かっているお類(るい)という年増女が一人...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人の財布を預かっていると思って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いかに十手捕縄を預かっている俺達でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...役柄で預かっている芸州城の絵図面を盗み出し...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ともかくも十手を預かっている新吉でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...どんな事になるかもわからない」石原の利助の病躯(びょうく)を助けて十手捕縄を預かっている若い新吉にしては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...遺言状を預かっているはずの番頭清六が殺され...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...女主人は「親類から預かっている手伝いだ」と云い...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...十手でも預かっているのか」伊蔵は黙った...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...間崎重太夫どのは永井を預かっている人で...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...古くからこの山荘を預かっている中村忠蔵老人と...
山本周五郎 「竹柏記」
...いずれ水夫頭(かこがしら)のそのほうが預かっているであろう...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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