...まるで高天原(たかまがはら)の八衢(やちまた)のように...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...街衢(がいく)の地割の井然(せいぜん)たるは...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...街衢を疾駆する造花金蓮...
李箱 「AU MAGASIN DE NOUVEAUTES」
...迷(まど)はしき「愛」の衢(ちまた)にひとり立つ...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「ありとあらゆるわが思」
...終(つひ)に見果てぬ内心の夢の衢(ちまた)に迷ふらむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...心急(いら)れの旗じるし道の衢(ちまた)にいきほへど...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「ソネット」
...彫鞍宝勒飛シ二玉塵ヲ於郊ニ一或ハ氈帽棕鞋蹈ミ二瓊瑤ヲ於街衢ニ一或画舸載セレ妓ヲ或高楼呼ビレ酒ヲ直ニ以為シ二勝遊楽事ト一...
京山人百樹、京水百鶴 「北越雪譜」
...7ひねもす空の八(や)衢(ちまた)に...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...その点で日本とギリシャとは性質は全く異っても美の世界に於ける二つの大道康衢(こうく)を成すものである...
高村光太郎 「美の日本的源泉」
......
武田祐吉 「古事記」
...砲銃相接するの修羅の衢(ちまた)に悠然として平服を着し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...さしもにひろき府下の街衢(がいく)も...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...街衢の灯は乏しく...
豊島与志雄 「朝やけ」
...そしてこの整然たる街衢のなかにあっては...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...この悲哀は街衢(がいく)のさまよりもむしろここに生活する女給の境遇について...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...そのごとく猴の酋長が四通八達の道の衢すなわち辻にありて群猴が田畠を荒すを番守したのでこれを衢の神とし...
南方熊楠 「十二支考」
...10955邁往(まいおう)の衢(みち)から畏敬の道へ呼び戻す...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...趙衢(ちょうく)のふたりが...
吉川英治 「三国志」
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