...学士はこの時部屋ぢゆう響き渡るやうな声で...
アルチバシェッフ・ミハイル・ペトローヴィチ Artsybashev Mikhail Petrovich 森林太郎訳 「笑」
...沓(くつ)の音全都に響き...
石川啄木 「詩」
...その笑いは妙な含羞(はにかみ)の響きを持っていた...
海野十三 「深夜の市長」
...突如響き渡るエンジンの音...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...横笛が耳には如何に響きしぞ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...ちゅっという接吻の響きがきこえだして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...ベルナア(四)の嶺高く雪滿山を埋むれば響きは凄しアバランチ難きをしのぎ險を越え見おろす大野草青く馬は肥たりマレンゴウ(五)...
土井晩翠 「天地有情」
...六つの響きを聞いた時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...声は千年の深韻を以て響き...
中里介山 「大菩薩峠」
...始めて朗々と響きました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ハッハッ」洞(うつ)ろな笑いがケラケラと響きます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夜の寂莫を破ってけたたましく響き渡った...
久生十蘭 「魔都」
...暖かい生命の響きのこもった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...空足(からあし)を踏んで見せたその響きに...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...紙の上にペンの音が響き...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...短篇でもひろい音の響きのあるものがかきたい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...いつと無くこの言葉の響きが...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...不良少女群のような響きをもっていたのである...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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