...だから余韻と円みがあると云うのだが...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...多分之は韻文ではあっても必ずしも詩の本来の意味ではないだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...遠い太鼓の余韻のせいだろうか...
豊島与志雄 「田園の幻」
...(この直方は直方大で句とすれば韻に協はないことになるが...
内藤湖南 「易疑」
...新しい音韻函数への企図などいくらでもある...
中井正一 「「壇」の解体」
...リズムならびに韻律はかかる文化形態においては...
中井正一 「リズムの構造」
...この内容のない韻文は...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...形式的な韻文であると言おうか...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...韻律(リズム)の機械則を守る必要はないであろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...韻律を力学によって法則したり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...本質上での韻文に属するということである...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それには強い韻律的の調子があり...
萩原朔太郎 「宿命」
...韻を踏む必要上さうしないことには文を成さないからである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...太い余韻がひろがって行った...
本庄陸男 「石狩川」
...しかも無理やりに請求して次韻(じいん)などさすことはよくないことと予(かね)てより思ふて居た...
正岡子規 「病牀六尺」
...柔かな余韻のある気分が獲られたりすれば...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...今もなおあのヘ長調への転換の余韻に...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...「過神辺駅、訪菅先生夕陽黄葉村舎、柴門茅屋、茂園清流、入其室則窓明軒爽、対山望田、甚瀟灑矣、先生有詩、次韻賦呈...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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