...韻文(いんぶん)の年代記の中にも...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...韻文は意味を伝へたゞけでは満足が出来ないのである...
伊藤左千夫 「『悲しき玩具』を読む」
...四曲の大阪の天王寺辺にその余韻(よいん)を止むるばかりで...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...哀韻(あいいん)切々と耳を打ってきました...
橘外男 「棚田裁判長の怪死」
...筆墨を揮灑す是れ胸中の閑日月を示さんとすればなり大隈伯は伊藤侯の風流韻事なく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...道中韻をば捻つてた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...韻律(リズム)の機械則を守る必要はないであろう...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...かく韻文という言語が...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...言語においては或る一時代の言語にあったそういう音韻組織は...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...たしかにこの演出のほうが心憎いほど我々に水尾曳いてのこる余韻がある...
正岡容 「我が圓朝研究」
...芭蕉の叙事形容に粗にして風韻に勝ちたるは...
正岡子規 「俳人蕪村」
...音韻闡微誰比縦...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...挙場にあって八たび手を叉(こまぬ)けば八韻の詩が成るので...
森鴎外 「魚玄機」
...その韻律がどれほどのものか分らなかったが...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...ポ……ポ……という音の底にどことなく聞こゆる余韻……...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...餘韻あればなほさらよい...
吉川英治 「折々の記」
...常木鴻山は気の毒そうに語韻(ごいん)を沈めた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...音色に鬼韻(きいん)のあるのは好ましいとさえ思うが...
吉川英治 「八寒道中」
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