...七二人の立っている地点から見ると、後ろは逢坂の関から比良、比叡へ続く峯つづき、象ヶ鼻、接心谷、前は音羽山、東山、左へやや遠く伏見の稲荷山、桃山――その間の山科盆地をさまよっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...音羽山が近くなったころから風の音も冷ややかに吹くようになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...さげている提燈には――音羽山清水寺(おとわさんきよみずでら)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わが身まだなら急いで茶漬なと食べなされ」「はい」「音羽山の夜はまだ肌寒かろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
...音羽山の奥まで行くのに灯りなしでこの婆を歩ます気か...
吉川英治 「宮本武蔵」
...音羽山の奥といったが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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