...ちとお見舞(みめえ)に罷出(つんで)たんで...
泉鏡花 「活人形」
...それで先生は病院へお見舞にいらっしゃらないのね...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...「京子さんをお見舞なすったのでしょ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...優しいお見舞ひの言葉一つかけるではなし...
太宰治 「お伽草紙」
...突然の幸福のお見舞いにへどもどして...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一発お見舞申してしまった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...これから御病床へお見舞に上ってよろしうござりますか」「病床での失礼をお許し下さるならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...どっちのお見舞(みやげ)だかわからない...
夏目漱石 「三四郎」
...無論ただのお見舞でない事はあたしにも判ってるけれども」「といったところで...
夏目漱石 「明暗」
...それからそのお見舞をまたあなたが持って来て下さろうとはなおさら思わなかったのよ」津田は口のうちで「そうでしょう...
夏目漱石 「明暗」
...お眼にかかってお見舞いしておけばよかったと悔いでいっぱいだった...
林芙美子 「貸家探し」
...長い/\お見舞の手紙を書きはじめたが...
牧野信一 「香水の虹」
...かたじけないお見舞いのお礼はこの世界で果たしませんでもまた申し上げる時がございましょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「院の御病気がお悪くて衰弱しておいでになるのをお見舞いに上がって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お見舞いの人が多くまいるために人目の隙に宇治へおやりになるお手紙もこまごまとはお書きになれなかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いちど、御帰邸になって上げてはどうかの」「縫が……」と、さすがに、越前守も、胸の傷(いた)む面持(おもも)ちを見せた――「縫が、そのように、重体ですか」「ずっと、園子(そのこ)さまと御一緒に薬湯(やくとう)をさしあげておき、折々、お見舞いしても、さしたる御容体にも見えなかったが……急に大熱を発しられたので、家人に訊いてみると、殿の御一身にも関(かかわ)る事件ということを、誰からかお聞きになり、夜毎、水垢離(みずごり)などして、神信心されておられたそうな...
吉川英治 「大岡越前」
...お見舞にといって...
吉川英治 「私本太平記」
...(何をうろたえてお見舞にお越しくだされたか...
吉川英治 「新書太閤記」
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