...女郎から來た「雪の屋さま」當ての手紙をすべて序文つきで麗々しく雜誌北星に出すのも...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...処が翌朝の新聞には麗々しく二人の写真までこの通り出ていたので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「蛇性の執念」
...麗々しく昔の役人達の名と書判とがそこに見られた...
田山花袋 「歸國」
...麗々しく会社の名まで記してからに...
徳田秋聲 「フアイヤ・ガン」
...幾枚も麗々しく掲げてある...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...麗々しく高札場にブラ下がつて居るぢやありませんか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...麗々しく練り出すわけにも行くまいと仰しやつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...判官三郎と麗々しく四文字...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...私の下手な字が麗々しく先頭をかざっている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...麗々しく先頭をかざっている...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...次の様な金文字が麗々しく書かれているのである...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...麗々しく書き立てた...
火野葦平 「糞尿譚」
...麗々しく久保本の表へ飾らせた...
正岡容 「小説 圓朝」
...根も葉も無い蔭口が新聞へ麗々しく出たのでそれを湯村の悪戯(いたづら)と察して怒つただけだ...
眞山青果 「茗荷畠」
...今頃英学塾というような敵性語を教える看板を麗々しくかけておくのは国賊だと...
宮本百合子 「結集」
...これには麗々しく月刊講座とあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は何も麗々しく扱おうと思っていなかった姫君のことを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...と言ってこのくどくどしい彼の行文もまた麗々しく小説のつもりで書き...
室生犀星 「陶古の女人」
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