...その脚を前後に動かして鞴に風を吹き込むから...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鼻は鞴(ふいご)のやうに激しい息を吐いた...
薄田泣菫 「茶話」
...地鞴踏(じだんだふ)んで...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...案の定一見鍛冶(かじ)屋のごとく、時計師の仕事場のごとく、無数の錺(かざり)職の道具、鞴(ふいご)、小型の電気炉等々、夫人の居間鏡台の陰に作られた、ドラーゲ公爵家同様、壁の中の隠し金庫――伯爵の書斎の書棚裏に拵(しつら)えられた隠し金庫を探しても、宝石貴金属類は、もはや、まったく皆無であった...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...かくて鞴を猛火より遠ざけ離し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すべての鞴(ふいご)一齊に熔爐二十の上に吹き...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...鞴(ふいご)のふうふういう息使い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「こいつはしまった」平次は天井裏で地蹈鞴(じだんだ)を踏むばかりです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...鞴(ふいご)の中も...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とりあえず久七が鞴(ふいご)を一座つくることになった...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...破れた鞴(ふいご)のような声を出す...
久生十蘭 「魔都」
...多くの蹈鞴師を呼び寄せて一時に銕を湯に熔(と)かしてその池に注いだ(河村多賀造氏談)...
柳田國男 「地名の研究」
...筒金(つつがね)を焼く火土を築(つ)いたり吹鞴(ふいご)の手伝いなどしていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...同じ剣工の鞴(ふいご)から生まれる刀にしても...
吉川英治 「江戸三国志」
...口は鞴(ふいご)みたいに渇いた呼吸(いき)を大きくする...
吉川英治 「松のや露八」
...いきなり鞴(ふいご)のそばの火にしがみついたので...
吉川英治 「宮本武蔵」
...そしてさて――鞴(ふいご)のそばの切株に腰かけて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼はまた鍛冶の鞴(ふいご)の中に突ッこんでいるような足を持てあまし...
吉川英治 「宮本武蔵」
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