...俺も相当鞠躬如(きっきゅうじょ)たらざるを得なかった...
有島武郎 「星座」
...読者には已(すで)に顔なじみの写真師が鞠躬如(きっきゅうじょ)として大銀行家の応接間に現われた...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...なるほど北槻中尉が鞠躬如(きっきゅうじょ)としているのも無理はない慷堂だと思ったのだ...
高見順 「いやな感じ」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として...
太宰治 「ろまん燈籠」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)...
谷譲次 「踊る地平線」
...謂わば鞠躬如として眼を伏せている...
豊島与志雄 「失策記」
...先方は更に鞠躬如と...
豊島与志雄 「失策記」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...三太夫にまで鞠躬如(きっきゅうじょ)としてまかりさがってしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...島民どもは鞠躬如(きっきゅうじょ)として道を譲り...
中島敦 「環礁」
...島民共は鞠躬如として道を讓り...
中島敦 「環礁」
...必要もないのに鞠躬如(きくきゅうじょ)として...
夏目漱石 「草枕」
...ボースンは鞠躬如(きっきゅうじょ)として答えた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として勤勉に立働く魚芳は...
原民喜 「翳」
...鞠躬如(きくきゅうじょ)と差し出す献立表(ムニュ)も電報もみな肩越しに受取ったのである...
久生十蘭 「魔都」
...どいつもこいつも鞠躬如として鳴りをひそめてしまつたぢやないか...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...鞠躬如(きっきゅうじょ)として伺候(しこう)するのだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...直接の目標とされた会津さえも鞠躬如(きっきゅうじょ)として降伏を願っていたではないか...
本庄陸男 「石狩川」
便利!手書き漢字入力検索