...再度の入獄赤旗事件が勃發してから間もなく幸徳は上京したと思ひます...
石川三四郎 「浪」
...其(その)蒼白(あをじろ)い旗影(はたかげ)はなうて美(び)の旗章(はたじるし)の鮮(あざや)な此(この)唇(くちびる)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...地主の屋敷を示す高い煙突と旗竿が先ほどから見えていた...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...天井には隙間(すきま)もなく列国旗を掛けて...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...お旗本で甲府詰になるのはよくよくで...
中里介山 「大菩薩峠」
...幕府生え抜きの旗本だとばっかり信じていたよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うへ行かうか」「貧乏旗本の味噌摺(みそすり)用人と來た日にや苦手だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「旗をあげる柱だ」「クラブの旗でもできたの」六右衛門さんがいつもの曖昧な笑いかたをした...
久生十蘭 「だいこん」
...その船首には白い地に赤く円を染め抜いた国の旗が...
本庄陸男 「石狩川」
...また従来最寄りの神社参詣を宛て込み、果物、駄菓子、鮓(すし)、茶を売り、鰥寡(かんか)貧弱の生活を助け、祭祀に行商して自他に利益し、また旗、幟(のぼり)、幕、衣裳を染めて租税を払いし者多し...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...義貞公お旗上げの折より...
吉川英治 「上杉謙信」
...百余人の近侍、旗本たちは、ざぶざぶと水につかって、溺れるもあり、泳ぎだすもあり、そこらの小舟や筏(いかだ)へすがりつき、或いは見境なく、曹操の舟へしがみついて来るのもある...
吉川英治 「三国志」
...蜀兵は、抗戦に努めると見せかけながら、次第に崩れ立ち、やがて算をみだして、旗、得物、(かぶと)を打ち捨て、われがちに退却した...
吉川英治 「三国志」
...六度征旗をすすめて中原へ出ようと思います...
吉川英治 「三国志」
...錦のふくろに入れた拝領の“白旗”を胸にかけ...
吉川英治 「私本太平記」
...中原(ちゅうげん)に土岐(とき)源氏の旗をひるがえす考えで貯蔵しておいた火薬が...
吉川英治 「新書太閤記」
...その旗幟を国別に見ると...
吉川英治 「新書太閤記」
...上がって行った旗岡が...
吉川英治 「旗岡巡査」
便利!手書き漢字入力検索