...心急(いら)れの旗じるし道の衢(ちまた)にいきほへど...
ステファンヌ・マラルメ Stephane Mallarme 上田敏訳 「ソネット」
...諸君の眼を惹きつけていたそれら外的な旗幟が...
豊島与志雄 「バラック居住者への言葉」
...この頃は最う竹槍蓆旗では抵抗出来ぬと諦めた百姓ばらだから別に抗論もせないが...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...綱吉が武家法度(はっと)十五ヶ条で大名旗本が遊里に入ることを禁じてから...
久生十蘭 「鈴木主水」
...――ひらひらとひるがえる星の軍艦旗...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...王国を去って一旗――について...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...旗はすこしも靡(なび)かずに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...赤い滝のように旗でかざられた正面の大石段の上に立って見渡すと...
宮本百合子 「インターナショナルとともに」
...ルソーも自由の旗手として狂信的であったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ゆえにいわゆる天領・旗本領ならば新田といえばその頃以後の土着であることがわかる...
柳田國男 「地名の研究」
...船上山の御旗上げを数日のまに触れ廻ったのも...
吉川英治 「私本太平記」
...願文とともに納めた旗らしく思われたが...
吉川英治 「私本太平記」
...南朝の旗をかりて兄へ弓を引いて来たのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...この天(あめ)が下(した)に見なかった白旗を半島にひるがえす...
吉川英治 「親鸞」
...義仲などの旗上げは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...「お呼びでありますか」旗岡巡査が立つと...
吉川英治 「旗岡巡査」
...何故に左様な旗差物をお用いあるかと人が問われた時...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伊達(だて)――中には細川家の船旗も見える...
吉川英治 「宮本武蔵」
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