...そのとき旗男は大事な持物を忘れなかった...
海野十三 「空襲警報」
...その次には動揺せる異様な無数の群集がやってきた、「人民の友」の各区隊、法律学校の生徒、医学校の生徒、各国からの亡命客、スペインやイタリーやドイツやポーランドの旗、横の三色旗、その他ありとあらゆる旗、生木(なまき)の枝を打ち振ってる子供、その時ちょうど罷工(ひこう)していた石工や大工、紙の帽子でそれと見分けられる印刷職工、そういう者らが三々五々打ち連れ立って、喊声(かんせい)を上げ、たいてい皆杖を振り回し、ある者はサーベルを振り回し、秩序はなかったが一つの魂となって、あるいは群がりあるいは縦列をなして進んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...赤旗をささげてる年取った腕...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この人は旗本の隠居でも...
中里介山 「大菩薩峠」
...白旗直八はお前を捕まえると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「ところで八」「へエー」「近頃俺は、誘拐(かどはか)された子供を搜してくれと頼まれてゐるんだ」「搜してやりや宜いぢやありませんか」「相手がよくないよ」「へエー」「二千二百石取の御大身、お旗本の歴々だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...旗本屋敷の特色的な建築で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日の丸の旗がはためき...
林芙美子 「旅人」
...旗を振るのでなく...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...若い旗本ばかりが選ばれ...
吉川英治 「大岡越前」
...劉封には青い旗を渡した...
吉川英治 「三国志」
...「帥(すい)」の字を大きく書いた旗を立て...
吉川英治 「三国志」
...かくて、この荒天の下、呉の旗色は、急に悪くなって、今は、総敗軍のほかなきに至ったが、若い孫権は、「何事かあらん」と、自身、中軍を引いて、濡須の岸へ、繰りだしてきた...
吉川英治 「三国志」
...旗さし物などを沢山に鹵獲(ろかく)したのち...
吉川英治 「三国志」
...あるいは、この日の強風に、旗さし物などは、用をなさずと見た尊氏が、戦略的な考えのもとに、「かぶと、よろいの綿貫(わたぬき)、どこにても、味方は味方とすぐわかる目じるしを付けよ」という単なる思い付きの布令(ふれ)であったかも知れなかった...
吉川英治 「私本太平記」
...その宝物の御旗(みはた)...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ふいに旗を立てて...
吉川英治 「新書太閤記」
...まずやはり旗色を見て加わらぬと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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