...登山家たちは、鞍部で休憩を取りながら次のルートを決めていた...
...まずは鞍部まで登って、そこから低地へと下る予定です...
...鞍部には岩場が多いので、しっかりした装備を準備しましょう...
...この山の鞍部は、夏でも雪解け水が流れているので、注意が必要です...
...鞍部から見下ろすと絶景が広がっていて、感動的でした...
...鞍部(あんぶ)とでもいった方が判りが早いであろう...
石川欣一 「可愛い山」
...七ツ小屋と茂倉岳との鞍部を越えて蓬沢を下り...
石川欣一 「山を思う」
...或山脈の鞍部の一地点が...
石川欣一 「山を思う」
...テントはマヤクボの小さい鞍部に張っておき...
石川欣一 「山を思う」
...八丁ばかり行くと鞍部...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...後方鞍部に引き返し...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...少々先きの嶮崖を下れば、梓川の本流と飛騨高原(たかはら)川の支流、右俣との水源地で、大きな鞍部、大槍に用のない猟手らは、常に此処を通って、蒲田谷方面に往復するそうである...
鵜殿正雄 「穂高岳槍ヶ岳縦走記」
...馬の脊(せ)の様な狭い山の上のやゝ平凹(ひらくぼ)になった鞍部(あんぶ)...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この鞍部地帯も人間の住んでいない土地で...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...鞍部地帯を半ばおおっている下層雲の上に...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...鞍部は濃い紫色で...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...反対のほうへ鞍部をさがしに出かけた...
久生十蘭 「新西遊記」
...やや広い平面をもった鞍部(コリドール)の突端で...
久生十蘭 「地底獣国」
...二つの松川の接触点に当たる念丈岳と奥南岳との鞍部で送った甘美なる一夜についての思い出も語らなければならない...
細井吉造 「二つの松川」
...そしてかすみ網を張るために設けられた鳥屋(とや)は、鞍部の一角、奥南岳に寄った小高い場所に、森閑の象徴を凝(こ)らして静まりかえっていた...
細井吉造 「二つの松川」
......
三好達治 「山果集」
...乢はいわゆる鞍部の象形文字で...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...「木戸」のあるその鞍部(あんぶ)しかない...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
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