例文・使い方一覧でみる「面目がない」の意味
スポンサーリンク...あァ云われては実に面目がないじゃありませんか... 
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...立派な親の考えがとおせんから面目がない...
伊藤左千夫 「春の潮」
...「即日帰郷になったりしたら、面目がないから、壮行会はお断りします...
梅崎春生 「狂い凧」
...ありゃ何事じゃ」「なんとも面目がない」「土方（ひじかた）めも青菜に塩の有様で立帰り...
中里介山 「大菩薩峠」
...殿様には面目がないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかく頼まれて来た我々が娘たちに対して面目がない」「そうかといってこの場合...
中里介山 「大菩薩峠」
...君に飛んだところを見せてしまって面目がない」抜からぬ面（かお）の仏頂寺に対して...
中里介山 「大菩薩峠」
...私が世間へ対して面目がないじゃないか」「世間はどうでも構わないです」「そんな聞訳（ききわけ）のない事を云って...
夏目漱石 「虞美人草」
...万一採用されない暁には自分に対して面目がない...
夏目漱石 「坑夫」
...又は修養の為め書物も読まなければ世間へ対して面目がない...
「入社の辞」
...それがしは故殿様にも御当主にも亡き父にも一族の者どもにも傍輩（ほうばい）にも面目がない...
森鴎外 「阿部一族」
...――私は閣下と斎藤先生に合わせる面目がないから姿を隠す...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まだここで万太郎と会うのは何としても面目がないということを言いたかったでしょう...
吉川英治 「江戸三国志」
...合点がゆかぬ事ではある』『それじゃ、他の御藩かな』『他家の急使よりも、遅着したとあっては、国許へ対し、面目がない...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...国許（くにもと）へ公言して出て来たこの婆が面目がないわいの...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利！手書き漢字入力検索