...寧ろあくまで実地的な基本的研究に精力を集中しようとする学的努力からだと信じる...
戸坂潤 「読書法」
...ついにそれを信じるに至ったのであるが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...バルナバスのいうことを信じるところだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...それが笑いなのだと信じることはだれにも思いつきませんの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...「軽信(軽々しく信じること)」と一般に言われることよりも...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...さうさせるには又、今のところ、ブレーン公演を完全につゞけて行くより他は無いと、信じるのである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...信じるってことができないんだよ」「そうだな」老人は言った...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...私を信じるように頼み...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...今時はもうそんな愚かな伝説を信じるやうな愚民は次第に影をひそめて...
牧野信一 「鬼の門」
...Y君の自己否定が真実であることを信じれば信じるほど...
三好十郎 「恐怖の季節」
...陸軍少將であつたと言つても誰も信じる人は無かつただろうと思います...
三好十郎 「肌の匂い」
...人間の恒常性を信じることが何よりもむつかしく...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...不幸にも人々は貴方がたを朋友として信じる事を忘れている...
柳宗悦 「朝鮮の友に贈る書」
...優秀だと信じる吾々の態度にもある事を私は感ぜずにはいられない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...「信じるに足る男だ」として...
吉川英治 「私本太平記」
...どんな頑強な城も敵も瞬(またた)くまに屈服するであろうことを信じるかわりに...
吉川英治 「新書太閤記」
...史料として信じるわけにいかない学説は古くからあった...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...だが、私の信じるのは、夢でなくます女の母性愛である...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
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