...彼女は反省するために一晩中面壁していた...
...家に帰ってきたら、息子が面壁をしていた...
...先生に怒られたので、明日から1週間面壁だ...
...自分の間違いに気づいて、面壁しながら反省した...
...面壁をすることで、気持ちを落ち着かせることがある...
...窓は高くて外は見えず終日終夜面壁の修業です...
石川三四郎 「浪」
...面壁靜坐默想に耽ることもできるし...
石川三四郎 「浪」
...我が面壁独語(めんぺきどくご)ははしなくも余岐にわたりぬ...
石川啄木 「閑天地」
...面壁九年の心持ちに似てゐる點に於て...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それは面壁禅定といった一種寂然とした姿であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして正面壁間に見覚えのある父王(マハラージャ)や姉君のカムレッシ王女の大きな油絵が懸かってその下には同国人であろう...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...正面壁上に黒リボンを掩(おお)うて生けるがごとき故殿下の愛らしき印度王族姿の肖像を掲げ...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...ボウイが正面壁間(ブルワアク)の黒板へ何か書き出す...
谷譲次 「踊る地平線」
...これに責むるに面壁九年の達磨(だるま)をもってする...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...面壁三年の例は云うまでもなく...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...正面壁右隅に隣室に通ずるドアあり...
中原中也 「夢」
...たとえ面壁九万年に及ぶも蒸気の発明はとても期すべからざるなり...
福沢諭吉 「文明教育論」
...九季面壁非遇然苦行即意志玄旨信道無天然達磨天下文人飯袋子酔客が腕をふるつたといふこんな七言絶句が壁に誌されてある空々庵といふ彫刻家のアトリヱである...
牧野信一 「ブロンズまで」
...ぢつとかうしてゐるのは実際「九季面壁」の思ひだね――とYはよく壁の文字を指差して笑つたものだ...
牧野信一 「ブロンズまで」
...面壁九年といって...
夢野久作 「近世快人伝」
...虱(しらみ)と藤(ふじ)の花(はな)一「……面壁(めんぺき)、面壁、またきょうも面壁...
吉川英治 「黒田如水」
...かれらが面壁(めんぺき)や公案(こうあん)のねらいであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...面壁の祖師と睨めくらもしていられないので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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