...時として非常な贅沢をした...
石川啄木 「病院の窓」
...非常な驚愕(きょうがく)の色をあらわし...
海野十三 「地球要塞」
...しかるに人間の各種属は非常な圧迫さえこうむらなければ...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...非常な不便である...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...痛烈な開國論者であつたために一時は鎖國論者の非常な的となられ――當時長崎に本木昌造先生を刺さんと...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...彼の父が失敗続きで非常なる苦境に陥ってその中で七人の兄弟と共に育ったものだから...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...この法印は叡山に於て非常な学者で...
中里介山 「法然行伝」
...非常な不愉快に陥(おちい)る...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...非常な忍耐を要する闘争だと言つてゐる...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...彼としては非常な大骨折(おほゞねをり)で...
三島霜川 「平民の娘」
...非常な驚きと喜びだった...
宮島資夫 「四谷、赤坂」
...非常な狼藉がしてあるので...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...服従しないということは非常な罪なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...非常な勢いで躯ごと打ち込んだ...
山本周五郎 「雨あがる」
...おそらく非常な弾圧をくうことは確実であろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...同時に翁のそこまでの苦心とこれに対する一般人士の翹望(ぎょうぼう)は非常なものがあったに違いない事が想像されるので...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...また非常な誘惑上手でもある...
吉川英治 「大岡越前」
...この国の非常なときに応じて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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