...非常な感激を地球上の人々に与えたようである...
海野十三 「火星探険」
...非常な子供好きで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...非常なものであった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...これは非常な努力であったろうと思うのであります...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...アルトベルグさんは非常な論客だ...
谷譲次 「踊る地平線」
...」「併しどうも不運で非常な事に逢つたのですから...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...佛教研究の著述としては非常な立派なものです...
内藤湖南 「大阪の町人學者富永仲基」
...大工業を興す適地の発見に非常な苦労をしている...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...あなたくらい冷酷な人はありはしないと非常な権幕(けんまく)なんで...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...昨夜御両氏の手にかかって非常な最後を遂げたジュセッペ・ポピノでごわす...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...非常な難儀をしなければならないことになるのであります...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...それでも非常な水勢なのだ...
宮沢賢治 「あけがた」
...あんたは非常な勉強家だという評判じゃないですか...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...佐藤忠信は非常な働きをしているに反して...
柳田国男 「雪国の春」
...非常なご機嫌だと思ったので...
吉川英治 「三国志」
...田楽狭間(でんがくはざま)は、この道を真東(まひがし)よな」柴田権六とか林佐渡とかいう重臣たちは、むしろ物見の報告を、非常な惑いと、危惧をもって聞いたので、信長の直感と、その驀進(ばくしん)ぶりを、たって止めたが、信長は肯(き)かず、「卿(けい)ら、老朽の智者ども、この期(ご)になお、何を惑うぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...此方(こなた)まで誓紙をとどけて参っておる」味方の糾合(きゅうごう)については非常な確信をもっている容子(ようす)だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし非常な眼光である...
吉川英治 「新書太閤記」
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