...孰れにしても兩者の間にある非常なる罅隙を放置して...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...非常な巧さを示したことが知られる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あるひはこの自然人としての翁こそ實は非常な異色をなすものであるかも知れません...
石川三四郎 「浪」
...激励が必要だと見ると非常な熱意でこれを励ました...
石原純 「ロード・ラザフォード」
...しかるに人間の各種属は非常な圧迫さえこうむらなければ...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...木村は意外にも非常な勉強家であった...
太宰治 「正義と微笑」
...これまた元老院の非常な憎まれものでありましたが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...智識階級の観念を乱していることは非常なもので...
中里介山 「余は大衆作家にあらず」
...第1図 畝式融雪促進法(高橋喜平)こういう畝を畑一面に並行に沢山作って試験してみた結果は、非常な好成績で、二週間近くも早く雪が消えたのであった...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...あれは非常な人物だ」五月七日は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...妾は非常な権幕(けんまく)で...
平林初之輔 「オパール色の手紙」
...」「その外非常な力のある奴の為業(しわざ)だと云証拠がまだある...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...お関は母親に二人の癖なり顔立ちなり身ごなしなりを非常な正直さと熱心で比較させた...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...秀麿は一歩一歩非常な困難に撞著(どうちゃく)して...
森鴎外 「かのように」
...そこの住民に非常な圧迫を加えた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その母君が非常な高齢でありながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...間もなく非常な興味をもって...
夢野久作 「爆弾太平記」
...もう非常な老齢のはずだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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