...人によって上手さに非常な差がある...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...私はほとんど何の理由なしに自分で自分の境遇そのものに非常な力を出して反抗を企てた...
石川啄木 「弓町より」
...しかも現君主に対しては非常な尊敬を払つて待遇する...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...元来親類間に非常な不信用であった...
大杉栄 「獄中消息」
...ようやく梅雨(つゆ)が明けると今度は土用で非常な暑さ...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...それが子供に似合わず非常な怪力があって結局ひどい目にのされてしまう...
寺田寅彦 「相撲」
...非常な恩恵を施されたような心持で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...非常な個体の粉末のやうで...
中原中也 「在りし日の歌」
...非常な興味をいだいたことがあった...
中谷宇吉郎 「南画を描く話」
...さうかと思ふと易断(うらなひ)に非常な興味を有(も)つてゐる...
夏目漱石 「それから」
...魚に關する知識は非常な違ひである...
濱田耕作 「異國さかな雜談」
...非常なるトルストイアンで特待生である吉田は芝居のプログラムばかりが散乱して英語の本など読みもしないやうな私の机のまはりを苦々しく見廻して...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...非常な期待をもって参加されたが万事意の如くならず...
武者金吉 「地震なまず」
...「父は非常な重荷を負っているようだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...一つには非常な寒さのせいであったろう...
夢野久作 「戦場」
...非常なる努力をしていた...
和辻哲郎 「エレオノラ・デュウゼ」
...アラビア人は非常な衝撃を受けざるを得なかった...
和辻哲郎 「鎖国」
...新しい大洋の発見は実際非常なセンセーションを惹き起し...
和辻哲郎 「鎖国」
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