...今回のコンサートで見せた彼の演技は非凡で、不遑枚挙と言えるでしょう...
...「長州藩の志士たち」というフレーズは、自立心と闘志にあふれる非凡な人物たちを指す表現としても使われる...
...この非凡な講義を聴く可く余儀なくされた運命に...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...その働きは実に非凡である...
海野十三 「人造物語」
...なんらかの点において非凡な人間との偶然な結合によってのみ始めて生じうる文辞の宝玉であるからであろう...
寺田寅彦 「備忘録」
...粒々たる工夫に充ちた併しあまりに非凡ではない処の筆なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...その他数知れず演出した高田の芸品のうち何れも彼が絶倫非凡の芸風を示さぬものはないけれども...
中里介山 「生前身後の事」
...しかしそれを別な言葉で云って見ると非凡(ひぼん)なものを平凡(へいぼん)にするという馬鹿気た意味にもなって来ます...
夏目漱石 「行人」
...非凡の弱気諦(あきら)めはチャイコフスキーに新たなる勇気と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...非凡の業(わざ)か腕力がなければなりません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...非凡の美しさは年齢を超越して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何しろ娘の可愛らしさは非凡でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...町人にしては非凡の贅(ぜい)でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...横顏の端麗さは非凡でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俯向いた姿はまことに非凡です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...他人(ひと)のことを「變物」だと考へてゐることを當人に知らせる非凡なやり方を知つてるものである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この少年の非凡なる天才を激賞して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...非凡な精力で勉強を続けた...
山本周五郎 「青べか物語」
...新九郎はドンと仰向けざまに倒れた――倒れたが彼も非凡...
吉川英治 「剣難女難」
...凡(ぼん)と非凡...
吉川英治 「新書太閤記」
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