...今回のコンサートで見せた彼の演技は非凡で、不遑枚挙と言えるでしょう...
...「長州藩の志士たち」というフレーズは、自立心と闘志にあふれる非凡な人物たちを指す表現としても使われる...
...僕は非凡なことを感じる力はない...
芥川多加志 「四人」
...その非凡なる亜米利加人だけは...
芥川龍之介 「上海游記」
...鋭い歯牙(しが)をもった動物や非凡な胃袋をもった動物...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最初から米友が極(きわ)めをつけてかかった非凡な犬が...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は自分の才能の非凡さについての自覚がないのだとも言える...
中島敦 「悟浄歎異」
...きわめて優雅なクライマックスに導いていく手際は非凡である...
野村胡堂 「楽聖物語」
...この非凡の美しさはどうでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...非凡な不きりやうで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...凉しい眼が非凡な魅力でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二十二三のこれは非凡な感じのする女が入つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...茶道具の汚なさも非凡です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この非凡の醜い女に訊ねました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大した女でしたよ」非凡な素質に惠まれた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...このお六というのは、渡り者の大年増で、中低(なかびく)で盤台面(ばんだいづら)の、非凡の愛嬌者で、高輪の往来――遅発(おそだち)の旅人の、好奇の眼を見張る中から、八五郎をしょっ引いて、巴屋の店に飛び込むほどの勇気と腕力を持っていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...消極的の半面を開きたるは彼が非凡の才識あるを証するに足る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...新井白石が歴史研究上または経済上の原則において非凡の見識を持っておったような例はありもするが...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...しかし平凡を支える摂理の非凡さを誰も否むことは出来ぬ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...農夫にしては稀に鋭い頭脳で、着眼の非凡さは、およそ他の者など絶えず蹌踉(よろ)めかせられて来つづけたことも、想像してあまりある...
横光利一 「夜の靴」
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