...今迄の苦労を一矢を報いるために頑張ろう...   
...拝啓、今迄々お元気でお過ごしでしょうか、そう願っております...   
...何故(なぜ)もっと早(はや)くお出(で)ましにならなかったのでございますか?今迄(いままで)私(わたくし)はお爺様(じいさま)ばかりを杖(つえ)とも柱(はしら)とも依(たよ)りにして...   
浅野和三郎  「霊界通信 小桜姫物語」 
...自分は今迄校長の斯う活氣のある事を知らなかつた...   
石川啄木  「雲は天才である」 
...今迄毫も氣が附かなんだ...   
石川啄木  「葬列」 
...今迄の心配は杞憂に過ぎなかつた様にも思ふ...   
石川啄木  「鳥影」 
...今迄お利代の坐つてゐた所には...   
石川啄木  「鳥影」 
...その事実を明らかにする事によつて今迄私が書いたやうな抽象的な説明より以上に...   
伊藤野枝  「背負ひ切れぬ重荷」 
...それは今迄全然わからないでもなかつたけれど今私が感じてゐる程真実に...   
伊藤野枝  「人間と云ふ意識」 
...批評・鑑賞の特異な新しい今迄見なかった質的特有性を引き出せるだろうからである...   
戸坂潤  「現代哲学講話」 
...――手紙の中に彼は今迄の事情を述べて...   
豊島与志雄  「生あらば」 
...今迄のように目的のない生活は...   
豊島与志雄  「野ざらし」 
...今迄何の奇もない平凡な小さな人家が立並んでいたこの都市が...   
豊島与志雄  「楊先生」 
...今迄農業に働いていた青年をはじめ...   
中里介山  「百姓弥之助の話」 
...從兄弟(いとこ)の安之助(やすのすけ)とは今迄(いままで)の關係上(くわんけいじやう)大變(たいへん)仲(なか)が好(よ)かつた...   
夏目漱石  「門」 
...その場合(ばあひ)には必(かなら)ず今迄(いままで)睦(むつ)まじく過(す)ごした長(なが)の歳月(としつき)を溯(さか)のぼつて...   
夏目漱石  「門」 
...今迄のものでは一ばんましである...   
古川緑波  「古川ロッパ昭和日記」 
...それから今迄の習慣として權利を持つてゐらつしやいます...   
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」 
...屹度今迄は純造が悪かつたんだ...   
牧野信一  「妄想患者」 
...今迄かん子に冷たい態度をとつてき乍ら...   
横光利一  「悲しみの代價」 
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