...私は今迄に、こんなに静穏な、魅力に富んだ人々が、この世に存在するとは、夢にも思わなかった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そこにおいて安全静穏な生活を営んでいる現況だった...
海野十三 「奇賊は支払う」
...静穏な時代や芸術は如何にも望ましい仕合(しあわせ)である...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...考えた理論を二つ三つやってみるとするかな」しかしホームズの田舎における静穏な日と云うのは全く変な結末を見せたのであった...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...二九月十二日、静穏なる好天気...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...ラテン魂の静穏な音楽を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...悲しみにさえもその静穏な光輝を伝えるのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...孤独な静穏なものに立ち戻っていった...
豊島与志雄 「絶縁体」
...国民は静穏なる談論に親しむに至った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...プリューメ街は再び夜の静穏な光景に返った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...静穏な海の上でも困難なものなのだが...
久生十蘭 「ノア」
...彼がそんな風にして極めて静穏な...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...静穏な天候のおりにもしばしば岩礁(がんしょう)のために難破するの危険あり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...静穏な午餐(ごさん)...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...乱されぬ静穏な存在を打ち建て得るという...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...静穏な日和(ひより)に感ぜられる静かな動きよりも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...騒がしい都から離れた土地で静穏な器物が自(おのず)から出来る...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...――あの特別演出のあった日から半月くらいは静穏な時が経過したろう...
山本周五郎 「陽気な客」
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